「ワッ、もう時間がない。大変だ」……
試験やプレゼンでタイムリミットが近づいてくると、焦りが出てきます。経験が少なかったり、時間配分を間違えたりすると、余計に慌ててしまいます。
どういう状態であれ、確実に言えることは1つ。時間が延長されることはないこと。「全部終わっていないようだから、10分延長します」
そんなお情けが適用されることは、ありません。制限時間内にすべて終わらなければ、不合格や失格になるだけ。残念ですが、次回に向けて捲土重来を期するしかありません。
これでは不合格や失格を前提にしていることになるので、最後まで頑張ろうという人にすれば、不満が残りそうです。そういう人に向けて言うことがあるとすれば、次の2つ。これらは、意外と見過ごされていることです。
1つは、「急がない」こと。残り時間が少ない中、まだ全部が終わっていないとすると、焦りが生じてきます。それは一種の自然反応ですから、抑えがたいものです。
焦りを感じない人がいるとすれば、「もういいや」とサジを投げた人。このタイプは戦線離脱をしているので、もはや焦ることもないし、急ぐ必要もナシ。ほとんどの人は希望を失わずに頑張っているのですから、どんな結果になるにせよ、できることをやっていくしかありません。
時間がない中で「できること」は、限られています。その限られたことをしっかり確実にやっていきます。全部終わらないにしても、その数を少しでも多くできれば、不合格や失格を免れることはあるかもしれません。
そのためにも、急がないこと。時間がないときこそ、急いではなりません。余裕があるようなら、優先順位を見極めて重要なものから1つずつしっかり取り組んでいきます。余裕がないようなら、できることから1つずつしっかりやっていきます。
もう1つが、最後まであきらめない。全部終わるかどうか分からなくても、とにかくあきらめない。全部やるつもりで、1つ1つ取り組んでいきます。
こうして急がずに、かつあきらめずに1つ1つ取り組んでいると、いつの間にか焦りが消えています。おそらく「終了」の合図を聞くまで、全力で向かっているはずです。そのときすべて終わっているか、そうでないかは、まさに「神のみぞ知る」です。
(朝の独り言☆)
先日 スタッフから、1ヶ月間 海外での生活を体験したい。という相談を受けました。どのように院長に伝えたらよいのかを悩んでいたようです。僕自身は、即OKです。職場の環境を活かしながら 自分の成長の時間を持つことはとても大切なことです。特に海外など1ヶ月行くことで、日本との文化や環境の違いを知ることができ、クリニックに戻っても凄く活かされる体験だと思います。
職場環境の問題から色々と挑戦できないのではなく、環境を活かして挑戦できる職場は 私の理想とするところでもあります。人生色々な挑戦することでの体験が、一番の成長になりますから。