何かを始めてほどなくしてうまくいったとしても、ずっと右肩上がりが続くことはないものです。マンネリになったり壁にぶつかったりすることもあります。いわゆる「行き詰まり」です。
行き詰まるのは誰にでもあることですが、そこからすぐに抜け出せる人と、いつまで経ってもズルズルとハマっている人がいます。違いは、切り換えの早さ。
行き詰まりからすぐに抜け出せる人は、「このやり方ではダメだから、ほかを考えよう」と、スパッと切り換えることができます。その切り換えが早くできれば、なおかつそれが功を奏せば、行き詰まりから比較的早く抜け出すことができます。
それは、かつてはうまくいっていた1つのやり方にこだわらないということ。「ドライ」と言ってしまえばそれまでですが、現実的な対応をしていると言えます。
一方のズルズルとハマってしまう人は、「今までやってきてうまくいったのだから、このやり方でやってみよう」と、こだわり続けます。
本人も「このままではダメだ」と分かっていますが、なかなかほかのやり方に切り替えることができずにいます。
こういう人に「早くしたほうがいい」と催促しても、ムダです。なぜなら切り替えるのが「面倒だ」とか「怖い」という後ろ向きの心理が根底にあるから。結局は行き詰まって、「いよいよダメだ」というところまでハマっていきます。
一概に切り換えが遅いのは、「悪い」とも言えません。むしろよりよいやり方を見つけられる可能性も残っています。
もはやどうしようもないところまで追い込まれたら、いよいよ切り替えざるを得ません。ちょっとやそっとの切り替えでは間に合わないのは明らか。根本的に切り替える必要があります。それは、「大胆になる」ことでもあります。
行き詰まりとは、切り換えのサイン。それが遅くなればなるほど、背に腹を代えられなくなって、それまでの自分では決して選択しなかった型破りなやり方、殻を破るようなやり方を大胆に選ぶようになるものです。それが功を奏せば、まさに結果オーライとなります。
逆説的ですが、行き詰まってどうしようもならないときほど、大胆にならざるを得ません。なかなか切り換えができない人は、行き詰まってどうにもならないところまで来たときに大胆に行動して活路を見出していくのも1つの手です。
(朝の独り言☆)
5月29日KADOKAWAでの初のセミナーを行います。今回KADOKAWAとのプロジェクトは、『潜在意識』をテーマに です。この後に予定している本も 潜在意識に関するものになります。
以前は、潜在意識=マーフィーのイメージ でしたが、最近は、潜在意識=量子学という感じもしています。ただこれは、潜在意識のエネルギーを科学的に示すもので、潜在意識の一部にしかなりません。潜在意識に関する本も何冊も出していますので、是非 読んでみてください。とても分かりやすく書いてあります。