2022.6.6.

気づいた瞬間に取りかかる、、、

「そろそろ在庫がなくなるな。発注しなくては」……

 こんなふうにやらなければならない何かに気づいたとき、対処すべきことはただ1つだけです。それは、「すぐにやる」こと。

商品の追加発注をするとなると、実際に店頭に補充するにはどうしても2日か3日はかかってしまいます。すぐに発注しても相応のタイムラグがありますから、品切れになるとか、売り逃しをする危険性が高くなります。

リスクを最低限に抑えるためにも、すぐに発注しなければなりません(備品の補充も同様です)。逆に言えば、発注をあと回しにしてしまえば、商品を補充するのが1週間とか、ひどい場合には10日先とかになってしまいます。

ほかに発注するものが10も20もあるわけではないとしたら、やはり気づいた瞬間にやっておくべきです。

気づいたときに取りかかる――。これは、どんなものごとにも当てはまる基本です。

朝起きたら顔を洗う。人に会ったら挨拶をする。お年寄りに席を譲る……。これらと同じくらい誰もができる当たり前のことで、条件反射的にやるべきことです。

ちなみに、あと回しにする人の言い分を聞いて見ると、「手が離せない」に集約されます。何かやらなければならないことに気づくのは、往々にしてほかのことをやっているときです。目の前の別の仕事をしているときに「これもやらなきゃ!」と気づくのは日常茶飯事。あなたにも、そんな経験が何度もあるはずです。

 その今やっている仕事を中断してまで、気づいてしまった「やらなければならないこと」を優先的にするわけにはいかないから、「あとでやろう」と思ってしまう……。あと回しをする人の共通した言い分です。

 もっとも、この言い分はあまりにもピント外れです。その理由は、2つ。

1つが、あとになってするのを忘れてしまう可能性があること。もう1つが、目の前の仕事を中断してやらなければならないことに取り組んでも、それほど時間を要しないこと。商品の発注なら1分もかからないはずです。

「これをやらなきゃ!」と気づいたことのほとんどは、それほど時間がかからないものです。それゆえにほかの用事を中断してもサッサとやるべきです。

気づいた瞬間に取りかかる――。それが、やらなければならないことへのベストな対処法です。気づいた瞬間に取り組まなければ、忘れる可能性は否定できません。

(朝の独り言☆)
先週、TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」のディレクターから「国民歯科検診」の導入を政府が進めていることについて、アドバイスを求められました。
海外との歯科事情について知りたかったようです。
この国民歯科検診については、患者様から「先生、さらに忙しくなりますね」と言われました。ただ、まだ具体的な取り組みについて分かりませんので、決まりましたら対応をしたいと思います。国民の健康増進に繋がることですから 現時点の健康状態を把握するには良いことだと思います。しかし、どのような治療を受けるかでも将来的な予知性も違いますし、本当の意味での成果が出るのには時間がかかるかもしれません。