多くの人が誤解しているもの……。その１つが、「礼儀」です。
「堅苦しい」「なくてもいい」「するのがムダ」……
礼儀と聞くと、そう思う人は、たくさんいます。もしかしたら、あなたもその１人かもしれません。
「必要ない」と思うのであれば、ムリにしなくてもいいです。「したくない」ものをムリやりさせるのは、お互いに苦痛です。
多くの人は、礼儀を「マナー」とか「しきたり」だと思っています。それゆえに自分自身が求められると、「ムダ」とか「必要ない」と、拒否反応を示すようになります。
もっとも「礼儀なんかいらない」と思っている限り、ソンをするのは、あくまでもその人自身。「仕事はできるけど、あの人は礼儀がなっていないね」と、評価がガタ落ちします。このことは、キッパリ言えます。
こう言うと、「礼儀正しくしてさえいれば、評価が高くなるのか？」と考える人もいそうですが、それもまた違います。過度に礼儀よく振る舞っていると、慇懃無礼になりかねません。
礼儀とは、あくまでもコミュニケーションツール。相手と距離を縮めて、関係を円滑にするためのもの。人間関係の入口であり、反対に出口ともなってしまうものす。
たとえば、初対面の相手が礼儀正しい人と、礼儀がなっていない人だった場合、どちらに親しみを感じるのかと言うと、圧倒的に前者です。その逆は、あり得ません。
前者ならすぐに打ち解けて、関係が深まるはずです。礼儀というコミュニケーションツールを使いこなして、人間関係の入口を通過したということ。後者に対しては警戒心を持つようになって、距離が広がる一方です。人間関係の出口になっています。
さらに言えば、礼儀とは、相手に対して敬意を表するもの。相手のためにするのですから、「ムダ」とか言っている人は、傲岸不遜。相手へのリスペクトなのですから、「しないほうがおかしい」と言ってもいいくらいです。
基本はフォーマル。ときにカジュアル。相手との距離によって、礼儀の使い分けをしてもいいです。最初は難しくても、慣れてくれば、誰でもできるようになります。
あなたは今日、礼儀正しく振る舞っていましたか。相手へのリスペクトを忘れずにいましたか？
（朝の独り言☆）
昨夜の井上尚弥は、本当に強かったですね。彼は 試合に向けてのコンディション作りが完璧だったと思います。素人の私が言うのもどうかと思いますが、本当に欠点がない素晴らしいボクサーです。
僕も大山さんにボクシングの指導を受けていますが、学生時代からしていたわけではないですから、なかなか理想と現実のギャップを感じています。それでも少しでも成長と思い、コツコツ継続と思っています。”継続は力なり”を信じて…
