2022.6.10.

空振りを恐れない、、、

 野球では、バッターはバットを振らない限り、ヒットやホームランを打つことができません。「打てる!」と思った球が来たら、積極的にバットを振っていく――。それ以外にバッターが成長して、コンスタントにヒットやホームランを打てるようになる方法は「ない」と断言してもいいくらいです。

もちろん、バットを振っても、毎回ヒットやホームランになるのもあり得ない話です。一流のバッターでも10回中7回は失敗しているのですから、うまくいくのは10回3回だけ。それが、プロの世界です。

10回中3回しかうまくいかないとしたら、なかには「別に毎回バットを振らなくてもいい」と思う人もいるかもしれません。確かにバットを振ろうとすれば、空振りする可能性があります。相手が一流ピッチャーであれば、なおさら。

それでもこれだけは言えます。その人が野球をやっている人であれば、大成はしません。野球を見るのが好きだというファンであれば、醍醐味を知らずにいます。

繰り返しますが、バッターはバットを振らない限り、ヒットを打つことも、ましてやホームランを打つこともできません。「空振りしたくないから」と言って、バットを振らないでいるとしたら、本末転倒。野球をやっている意味がなくなります。

空振りをするのは、「(ヒットやホームランを)打ちたい」という気持ちの表れ。バットにボールが当たらず、悔しい思いをするとしても、そうしなければ成長もしないし、ヒットやホームランを打つことはできないのですから、避けてはならないことです。

相手が一流ピッチャーで全然バットにボールが当たらないとしても、空振りを恐れることは愚の骨頂。

逆にピッチャーからすれば、積極的にバットを振っていくバッターはイヤなものです。「コントロールミスをしたら、ヒットやホームランを打たれてしまう」と萎縮して、実際に甘いボールを投げてしまえば、本当に打たれてしまいます。

それは、積極的にバットを振っていったバッターがピッチャーを弱気にさせたことにほかなりません。

バットを振ることは、バッターの義務。空振りしたのは、その務めを忠実に果たそうとした結果であり、批判されたり責任を追及されたりするのは筋違いです。

空振りを回避するために、バットを振らないでいるのは、義務の放棄。得られるものは何もないし、逆にまったく成長できないでいる自分自身がみじめになるだけです。

(朝の独り言☆)
よく質問される内容に、「先生は時間をどのように使われていますか。すごく忙しいですね!」と言うのがあります。
確かに 時間を上手く活用できてこそ、人と違う人生や豊かさがあります。
僕自身の時間を活用する上で大切にしていることは、「成長」できる時間かどうかです。仕事、人間関係、プライベートも含めて そうです。時間は感情 というように、楽しい時間を過ごすことでモチベーションも上がりますし、やりたいこともどんどん見つけることができます。成長できる楽しい時間は 疲れ知らずで、疲れたとしても睡眠が深く 朝の目覚めが爽やかです。時間をどのような基準で使うかはそれぞれですが、是非、自分の時間を使う基準を考えてみてはいかがでしょうか。