「今日もよく頑張ったなぁ」……
1日の終わりにこんなふうに実感する人は、あなたを含めて、たくさんいるかもしれません。でき得れば、毎日そうありたいものです。
頑張ったのは、ほかならぬ自分自身。どれだけやってきたかをよく知っています。
「もっとできたかな」「あれをやればよかった」「明日はこうしてみよう」……
そんなふうに反省と改善点が出るのも、1日中頑張ったから。少なくともいいかげんな気持ちでやっていたら、自分の中から次につながるようなことが一切出てくることはありません。
今日頑張ったから、明日もまた「頑張ろう」と思える――。頑張り続けた人だけが知る実感です。
残念ながら、頑張ったことがすぐにカタチになる(=結果として出る)わけではありません。おそらくカタチになるのは、早くて1年先。通常は2年先とか3年先。場合によっては5年先とか10年先になることもあり得ます。
頑張りがカタチになるのは、時間がかかる……。これも頑張り続けた人だけが知る実感です。
頑張ったことがない人、あるいは頑張ってまだ日が浅い人は、この「カタチになるのに時間がかかる」ことを知らずにいます。「頑張れば、すぐにでも結果が出る」と思ってさえいます。
さすがに1日や2日頑張ったくらいでカタチになるとは思ってはいませんが、1週間くらいでそれなりの結果が出るという皮算用を弾いています。当たり前ですが、そんな短期間で何かが成就するはずがなく、なんの変化も感じられないために、「こんなことをやっていてもつまらない」と、アッサリやめてしまいます。
数日とは言え、この人が頑張っていたのは、事実。ただカタチになるのに時間がかかることを知らなかったために続けられなかっただけ。残念で仕方ありません。
頑張り続けなければ、カタチにはならない……。厳しいことこのうえないですが、頑張り続ければ、カタチになる(結果が出る)のも事実。
それがいつになるのかは分からなくても、できるのは、その日1日を頑張ること。「いつかカタチになる」と信じて、今日も頑張り続けるしかありません。
(朝の独り言)
TBSドラマ「マイファミリー」が昨夜最終回でしたが、最後まで犯人が分からない複雑な展開になっており、最近のドラマにはない、珍しい面白さを感じました。今は、ドラマも書籍もシンプルに分かりやすくが時代の流れでしたが、もしかしたらその文化に世の中が飽きてきているのかもしれないと思いました。