いつもうまくいっている人と、何回やってもうまくいかない人……。両者には、先天的資質や能力による違いはありません。その差は、ほんのささいなことです。
その違いを1つだけ挙げるとすると、「入ってくるスペース」です。このことに気づいている人は、それほど多くはありません。
自分の中に入ってくるスペースがあるから、いつもうまくいく人は、望んでいた結果を得られるし、思いどおりに人生を進めることができます。
何回やってもうまくいかない人は、自分の中に入ってくるスペースがないから、望んでいた結果を得られることもなければ、思いどおりに人生を進めることができずにいます。
そのスペースにはどんなものが入ってくるのかと言えば、たとえば、知識や教養、ノウハウ。あるいは時間や人脈。お金を含めてもいいかもしれません。こうしたものは自分の中にスペースがないと、入ってこないものです。
入ってくるための条件は何かと言うと、虚心坦懐であること。拍子抜けしそうな人もいそうですが、本当にそれだけです。虚心坦懐だから、「欲しい!」と思っているものが、自分の中にあるスペースに勝手に入ってきます。
ただし、入ってくるからと言って、自分の中にため込むことはしません。入ってきたものをすぐに活用したり、誰かに教えたり、ときには投資や貸付をしたりして、自分の中から外に出してしまします。
入ってきたものを出すのは、手放すということ。いつもうまくいく人は、どんなことであれ、入ってきたものは惜しみなくドンドン手放していきます。手放すことで、自分の中に「入ってくるスペース」をつくろうとします。
それは、まさにアリストテレスが言う「自然は真空を嫌う」です。スペース(=余裕)があるから、新しくて、なおかつ必要なものがドンドン入ってきます。
手放すごとに新しい、バージョンアップされたものが入ってくるのですから、古いものを後生大事に抱えている必要がありません。
逆に手放さずにいたらいつまで経ってもバージョンアップできずにいますから、何をするのであれ、うまくいくはずがありません。
手放すから、入ってくる――。バージョンアップされた新しいものを手にするために、入ってくるスペースを常につくっておく必要があります。
いつもうまくいっている人と、何回やってもうまくいかない人の差は、案外、これだけだったりします。
(朝の独り言)
今日は 朝からバイオリズム分析をベースに、個別コーチングを行いました。皆さん、社会的にも成功されている方ばかりですが、さらに人生を充実したいとの思いから、真剣に聞かれて質問されたりしていました。
今回の私のバイオリズムをベースにしたコーチングは、事前に質問を送って課題に取り組んでもらいます。そしてその質問と潜在意識との関係性を説明します。その上で、バイオリズムを最大限に活かすための私の活用法をお伝えしました。皆さんの真剣さと熱意から、凄く充実した時間でした。