「1日の終わりに必ず見つかるものは何?」
こんなふうになぞなぞのように聞いたら、なんと答えるでしょうか。おそらく「やり残しですかね」とボソボソつぶやく人が多そうです。
ほかに挙げるとすれば、課題。やり残しと似ているように見えますが、まったく違います。やり残しは不作為ですが、課題は実行したからこそ見えてくるもの。両者は、前提条件が異なっています。
とは言え、課題は「必ず見つかる」というものでもありません。真摯に自分自身に向き合わなければ見つからないものです。見つける気がなければ、出てもきません。
むしろ「出てこない」ことを期待して見つけようとしない……。そういう不謹慎な人は、たくさんいます。あなたが、その1人でないことを願っています。
たとえやるべきことをすべて終えたとしても、そのうえ十分な成果を出したとしても、「課題がない」ということはあり得ません。2つとか、3つ、細かいところまで含めれば、10や20くらいは、絶対に見つかります。
見つからないのは、探す気がないだけ。そもそも「課題がない人」などいないのですから、真摯に自分自身に向き合えば、見つけたくなくても出てきます。
その課題は、翌日以降に克服するようにします。もっとも、翌日に必ず克服できるかどうかは分かりません。克服できなければ、翌々日に持ち越します。翌日の終わりに、さらに別の課題が見つかったとすれば、それも翌々日に克服するようにします。
こう見ていくと、「1日ごとに課題が増えていく」という懸念を持つ人もいそうですが、そんな心配は無用です。持ち越しになった課題もいつかは克服できます。新しく増えた課題も同様。
1つ課題を克服したら、また別のものが出てくる。その課題を克服したら、さらに別のものが浮上する……。まるでイタチごっこですが、課題は、決してなくなることはありません。
克服しても、また次のものが出てきますが、それは成長の証。
その意味では、課題が見つかるのは、喜ぶべきことです。最期の瞬間までそれは繰り返されます。
最後に、あなたに聞きます。今日、どんな課題が見つかりましたか。明日、それをどのように克服しますか?
(朝の独り言)
今日は、夕方から今までに経験のないくらいの雷と雨になりました。クリニックも何度か停電し、その影響でWi-Fiを結ぶルーターが壊れてしまいました。今は、雨も止んでいますが、自然の予期しない状況は、怖くなります。色々と温暖化の影響か、異常気象が世界的にも多くなってきているように思います。地球温暖化についても色々な情報があり、真実が分かり難いところもありますが、いずれにしても異常気象が増えているのは事実ですから、災害対応をしっかりしておくべきと思います。