あまりにも当たり前すぎて、「今さら」と感じる人もいそうですが、人が成長するのは何かに「チャレンジ」するときです。もちろん、それは仕事でも同じ。
チャレンジなくして、成長なし――。そう言い切っても、過言ではありません。
もっとも、そのターゲットはあくまでも「身に余る」こと。これは、大原則です。
身の丈に合ったことをするのは、チャレンジとは異なります。トレーニングにもならないし、ましてや時間潰しにもなり得ません。いいえ、時間のムダと言ってもいいくらいです。
もしこの言い方を「厳しい」と感じる人がいるとすれば、身の丈に合ったことばかりしていて、なんのチャレンジもしていない人です。
身に余るチャレンジに種類があるのかと言えば、「YES」です。それは、次の3つに分類できます。
1つ目が、今の自分がちょっと頑張ることで実現できそうなこと。言うなれば、チャレンジの初級。初めてフルマラソンの大会にエントリーするとか、年間100冊以上の本を読むといったことが該当します。
ライフスタイルを変えることを求められますが、うまくいけばちょっと成長します。この初級編は、「身の丈に合う」と「身に余る」の中間くらいです。
2つ目が、今の自分がかなり頑張らないと実現できそうもないこと。これは、チャレンジの中級で、「身に余る」と言うには十分です。
具体的には、「働きながら資格取得を目指す」といったこと。1年か2年頑張れば実現できそうなことが、該当します。
3つ目が、今の自分はもちろんのこと、未来の自分も頑張らないと実現できそうもないこと。先ほどの例を踏まえて言うと、資格をとって独立して、なおかつきちんと生計を立てていくこと。ここまで来ると、チャレンジの上級です。
今の自分と未来の自分の両方が頑張らないといけないのですから、ほとんど持久戦。「身に余る」ことを何年も続けるのはかなりハードですが、無限大の成長が可能。
身に余ることだから、チャレンジする――。成長する人はそのことを知っているし、身に余ることを見つけたら、ついチャレンジしたくなってきます。
いつでもどこでもどんなときでも、身に余るチャレンジをしていたいものです。まずは初級から始めるのが、いいかもしれません。
(朝の独り言)
今月も後1日、来週からは8月になります。
中村天風の本は、いよいよ10日発売!来週には手元に見本が届きますから とても楽しみです。この本は 今回実績を作り、是非 第二段もやりましょうと編集者とも話しています。そういう気持ちになれるのは、本の校正をしながら私も編集者も前向きになり、捉え方も変わり、日々が充実する手応えを感じたからです。
是非、Amazonで予約をお願いします。購入しましたらAmazonレビューも書いてくれると凄く嬉しいです。