他人がしたら、つい怒ってしまう。自分自身がしてしまったら、穴があったら入りたくなる……。それが、「軽率」です。
どちらにせよ、あるまじき行動であり、慎むべきものです。そのことを理解している人は多いですが、厄介なのは「故意にしている」のではないこと。
本人にすれば、「よかれ」と思ってやっています。それがうまくいかなかたから、「軽率だった」と言われてしまいます。
軽率とは、不注意な行動。結果だけを見れば、「先走り」ですから、擁護のしようがないものです。こう言うと、軽率な行動をしてしまった人が気の毒なので、こうも言っておきます。それは、「きちんと2つのことを確認すれば大丈夫だ」ということ。
おそらく先走った行動をしてしまったのは、「あの人に喜んでもらいたい」「あの人の役に立ちたい」という善意に基づいています。そこにやましい気持ちはゼロ。
また率先した行動であるのも、事実。誰かのあとをついていったわけではなく、自ら進んで動き出しています。だからこそきちんと確認すべきです。
「喜んでもらいたい」「役に立ちたい」と思うのなら、行動する前に現状をしっかり把握しておきます。軽率な行動をする人に欠けているのが、この現状把握。
目の前や足下を見ないで、「こうしたら、あの人は喜ぶ」「これをすると、あの人の役に立つ」と、自分の考えだけで動き出してしまいます。
それが、全面的に悪いわけではありません。うまくいった場合は、「先回りした」と称賛されます。その意味では、軽率は「先回りの失敗」とも言えます。
もう1つすべきなのは、相手の気持ちの確認。先走った行動をすることを相手が本当に望んでいるかどうかを確認します。直接聞ければいいですが、それができないのなら相手との日ごろのコミュニケーションを通じて判断します。
現状把握と相手の気持ち――。この2つの確認を怠ったから、「軽率」という烙印を押されてしまいます。
確認不足が、軽率のモト。そのことが分かれば、今後、誰かのための行動をするときに確認する習慣をつけるようになります。
あなたは今日、率先した行動の前にきちんと確認をしましたか。先走りではなく、先回りできましたか?
(朝の独り言☆)
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