1度身につけたら、生涯肌身離さずにいるもの。その1つが、「トコトン力」です。
これを身につけている人とそうでない人が、同じ時期にまったく同じことを始めたらどうなるかと言うと、答えは明白です。前者は圧倒的な成果を収めるのに対し、後者は可も不可もない日々を送ることになります。
「トコトン力はスキルか?」と問われれば、「YES」でもあり「NO」でもあります。スキルには違いないのですが、それに収まらないところがあります。
あえて言えば、生き方。トコトン力は、生き方そのものと言っても、差し支えありません。どうすれば身につけられるのかを具体的に言うと、次の3つを追求することです。
1つ1つ見ていきます。
①常に全力投球する
どんな案件であっても、自分が持っている知識・スキル・経験のすべてを投入していきます。カンタンすぎてあまり手応えがない案件であっても、出し惜しみや丸投げなどしません。どんなものであれ、やってみると新たな発見があります。
それは、自分の知識・スキル・経験を余すところなく用いているから、見つかることです。その発見をするために、常に全力投球します。
②満足しない
持っている知識・スキル・経験のすべてを投入して取り組んだら、それ相応の成果を得られます。
それに対して、「十分だ」と満足するようでは、まだ道半ばです。「もっとうまくできることはないだろうか?」「どうすればもっとよくなるか?」という気持ちを持ち続け、時間の許す限り、改善を重ねていきます。
③集中する
取り組んでいるときは、そのことだけに専念して、ほかのことは一切気にしないし、考えもしません。自分の全神経を研ぎ澄ませて取り組んで成果を出しているときは、フローになったり、ゾーンに入ったりしています。
この3つを極めていくことで、トコトン力を身につけていきます。どれくらいで身につくかは、まさに人それぞれ。身につくまでトコトンやるしかありません。
1度身につけたら、一生モノの財産になります。いつでもどこでもどんなときでも、またどんなことにもトコトン力を発揮できるようになっています。