2017.8.11.

「踏ん張る力」を発揮する、、、

「もうダメだ」「やっぱりムリ」「これ以上はできない」……
一生懸命頑張ってきたのに、どうにもならず、刀折れ矢尽きるときがあります。その心境は、無念の一語でしょうか。

知力・気力・体力の限界に達したとき……。その後の対応は、2つに分かれます。

1つは、限界を感じてサッサとやめてしまう。多くの人は、こちらに該当します。
限界が来たのですから、それ以上のムリはしません。ある意味では、妥当な判断だと言えなくもありません。

もう1つは、限界を超えても、なお頑張り続ける。100人中、何人かはこういうタイプがいます。

限界が来たのに、なおも続けるのは無謀なことです。それなのに、まったく勝算がないのかと言えば、そうでもありません。

限界を超えてもそこから奇跡を起こすことは、可能です。それができるのは、「踏ん張る力」を持った人です。

踏ん張る力が出るのは、知力・気力・体力がまさにゼロになったときです。それは、人間が根源的に持っている生命力とも言うべきものですが、ふだんは眠ったままで発動することがありません。

いったん緊急事態になると、言い換えれば、限界を超えたときに、その踏ん張る力がオンになります。

限界を超えても、無尽蔵の力を与えてくれます。

逆に言えば、限界を超えない限り、その力が出ることはありません。ムリをしない人にしてみれば、見たことも聞いたこともないはずです。

人間は、誰もがこの踏ん張る力を持っています。とは言え、ほとんどの人は、限界を超えることがないので、潜在的に持っているこの力を使うこともありません。

多くの人は、自分の中で生涯、この力を眠らせています。それが、いいかよくないかは、判断が分かれるところです。

少なくとも言えるのは、踏ん張る力を使った人は、確実に自分自身の限界を超えてしまったことです。

「これ以上はできない」と思ったとしても、それでもなお頑張った人だけが、人間が本来的に持っている「踏ん張る力」を発揮することができます。

踏ん張る力は、限界を超えた人だけが、使えるものなのです。

(朝の独り言☆)
二日間のジョイントオペ、全て時間通り完璧に終えることができました。意外に疲れも残らず、元気です。やはり、歯科医師は、天職なのだと思います。