2018.4.12.

「都合のいい人」でもいい・・・

「こういうことはキミが得意だから、1つ頼むよ」「これをやっておいてくれると、ありがたいなぁ」……

自分の仕事に精力的に取り組んでいるときに、ムリめな難題ややっかいなトラブルの処理を頼まれることがあります。どうやら相手は、かなり急いでいるようです。それだけ困っているということでしょうか。

「エッ、今? よりによってこんな忙しいときに。カンベンしてくださいよ……」

口には出さないまでも、あなたはココロの中でそうつぶやいています。とは言っても、「そこをなんとか……」とお願いする相手をムゲにはできません。

「ちょっと待ってください。これをキリのいいところで終わらせて、すぐに取りかかりますよ」

結局、あなたは二つ返事でOKして、相手の困りごとの解決に尽力します。それはあなたにとって本当によくあることかもしれません。

問題解決を頼まれるのは、能力のある証拠です。頼むほうも「できそうもないな」と思う人にお願いすることはありません。

別に名誉なことでもありませんが、都合のいい人になっているのは事実です。それでも遅くまで残業するとかストレスになるのでなければ、快く応じたいものです。

それに応じたところであなたに直接のメリットはないかもしれませんが、別の観点から見れば、プラスになって余りあります。「成長」という観点から見ていけば、大幅なプラスになっています。

あなたに持ち込まれた問題やトラブルの処理をすることは、ひと筋縄ではいかないことばかりです。時間のかかることもあります。それを残業してまでやるのは、意味がありません。

自分のその日の仕事を終わらせて、なおかつ頼まれごとを残業しないで処理するには、スキルを上げていくしかありません。

定時内に2つのことを終わらせようと、その方法や対策をいろいろ考えて実行していくから、スキルが上がっていきます。それは、あなたにとって成長を意味します。

相手にも自分にもプラスになる――。そういうことであれば、「都合のいい人」でいるのも悪いことばかりではありません。

(朝の独り言☆)
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