2017.7.8.

あつものに懲りてなますを吹く人は、自分自身を追い込みすぎている、、、、

過去に失敗したり痛い目に遭ったりした人は、繰り返さないように念には念を入れようとします。いわゆる「あつものに懲りてなますを吹く」人は、どこにでもいるものです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

以前と同じことにならないように、念には念を入れるのは、悪いことではありません。それは、ミスの防止策の1つです。

その半面、とらわれすぎているのは、否めません。自分自身が「今度はちゃんとやる!」という強迫観念にとりつかれています。

たとえば、大事なプレゼンでうまく話せなかったとき。最初から誰もがうまくできるわけではありません。あがってしまって、言うべきことを忘れたり、かんだりすることは、「なきにしもあらず」です。

失敗してしまうのは、仕方がないことです。失敗をしたら、それを繰り返さないように、改善していけばいいだけです。そんなに深刻になる必要もないのに、あつものに懲りてなますを吹く人は、その失敗を気にしすぎています。

「次のプレゼンでは絶対にうまく話そう!」
そう思うのはいいのですが、そのために内容をすべて暗記して、リハーサルを何度も何度も繰り返します。

周りの人が「そこまでやらなくても」と引いてしまうくらい、自分自身を追い込んでしまいます。

ある意味では、内容を暗記してリハーサルを繰り返すことで自分自身を安心させようとしています。

「失敗したくない」から、自分自身を追い込むことしかできないし、それで少しでも自分を安心させようとしています。

この人が本当にやるべきなのは、本番でリラックスできる方法を身につけることかもしれません。

プレゼンでは、内容を完璧に暗記する必要は必ずしもなくて、それよりはリラックスして楽しそうに話すほうが、案外聞いている人に訴えたいことが伝わるものです。

どんなに自分の思いどおりに話せたとしても、伝わらなければ意味がありません。自分自身を追い込みすぎて視野狭窄になっています。これでは、本末転倒です。

あつものに懲りてなますを吹く人は、失敗恐怖症になっています。もう少しリラックスしたほうが、いい結果が出るものです。何ごとにも程度があります。

(朝の独り言☆)
今日は、セミナーでした。たくさんの方に来て頂き、感謝です。皆さん、四時間真剣に聞いて下さり、嬉しかったです。