うまくいくか、うまくいかないか……。どんなことにも言えますが、それは最後の最後まで分かりません。
なぜそうなっているのかと言うと、最後の最後まで力を出させるためーー。人間はついつい自分自身を甘やかせてしまうから、天がそのように仕かけたのかもしれません。あくまでも想像ですが……。
それはさておき、世の中には、「あともうちょっと」という惜しいところで、うまくいかない人がいます。
あなたにも、そんな経験が1度ならずあったかもしれません。
惜しいところでうまくいかなった人には、特徴があります。それは、あとひと押しができなかったこと。
それさえあれば、うまくいったはずです。このひと押しできなかった人たちは、次の2つのタイブに分けられます。
1つは、実力が足りなかった。持っている実力が不足していたので、最後の最後でうまくいかなかったということ。
このタイブに不足しているのは、今の実力のプラスアルファ分。それを不足分以上に蓄積していきます。不足分だけしか身につけないと、あとひと押しできません。
もう1つは、慢心していた。実力はすでに十分備えているものの、「もう大丈夫だ」と思って、あとひと押ししなかったということ。
うまくいかなかったのは、100%自分自身に原因があります。なんの言い訳もできないし、同情すべきところもありません。
あとひと押ししなかったことをクスリにすれば、実力を備えているだけに、次からはうまくいくようになります。
最後の最後にうまくいかないケースのほとんどが、あとひと押ししなかったことによるものです。どちらになるかは、人それぞれ。また取り組むものごとにもよります。
あなたが最後の最後でうまくいかなかったのは、どちらのケースだったのでしょうか。それをきちんと把握していれば、次はうまくいくものです。
逆に、把握していなければ……。同じように「最後の最後でうまくいかなかった」ということを繰り返します。
次に何かをするときのあなたは、どちらになるでしょうか。あとひと押しできるあなたになっているでしょうか?