これまでやったことがないことに取り組むとき、最終的にできるようになるか、それともできないままで終わるかは、実はある1つのことが大きく関係しています。と言っても、それは能力や適性ではありません。
むしろ能力や適性よりも大事なもの。こう言うと、興味を示す人が多そうです。
結論から先に言ってしまうと、「いいアドバイスをもらう」こと。それのある/なしが、できるようになるか、できないままでいるかの大きな分かれ道となります。
とは言え、ただやみくもにできる人に「アドバイスしてください」と頼んでも、効果はあまりありません。ちょっとアドバイスしてもらったくらいでできるようになるほど、世の中は甘くはないです。
できる人がするアドバイスというのは、通り一遍のこと。言ってみれば、それは教科書に書いてあるようなこと。確かに普遍性はありますが、経験のない人がそのままやっても、なかなかできるようにはなりません。
もっと具体的で、なおかつカスタマイズされたアドバイスがないと、できるようになるにはほど遠いです。
できる人があまり役に立ちそうもないアドバイスをするのは、何も意地悪だからではありません。
気づいている人は少ないですが、「アドバイスをしてください」という雑な頼み方をするから、万人に当てはまる教科書的なことしか言わないという側面があります。これは、悪いアドバイスのもらい方です。
いいアドバイスのもらい方というのは、具体的かつポイントが絞られたものです。
実際にやってみてうまくいかないときに、「こういうふうにやってみたところうまくいかないのですが、どうすればいいでしょうか?」と、ピンポイントのアドバイスを求めると、できる人も「こういうふうにやるといいですよ。
あとこれに気をつけるといいですよ」と、カスタマイズされた即効性のあるノウハウを提供してくれます。
いいアドバイスをもらえないのは、教えてくれるほうに問題があるのではなく、頼んでいるほうが具体的なことを聞いていないから。
アドバイスの求め方がよくないのですから、できるようにならないのは当然の帰結です。
具体的かつポイントが絞られた、カスタマイズされたアドバイスをもらう人は、やったことがないことに取り組んでも、やがてできるようになります。
通り一遍のアドバイスしかもらえない人は、残念ながら、いつまで経ってもできないままでいます。
(朝の独り言⭐️)
以前 私もプロフィール写真など撮影して頂いた 写真家の村尾さんが、六本木ギャラリーで個展をします。写真といいましても、写真の聖地で撮影したものを、コラージュ合成し作り、そのあとシルクスクリーンで重ねていく新しい作品です。是非、個展に出向き、高いエネルギーを感じてはいかがでしょうか。