2017.10.9.

いつでも当たり前をやっていく、、、

組織に勤めて過不足なく働いていれば、多い・少ないは別にして、誰でも給料がもらえます。これは、当たり前のことです。

働いている以上、給料をもらう権利があります。もし支給されなければ、働いている人が辞めてしまい、組織自体が成り立たなくなります。

それを避けるために、上にいる人は、頑張って働いている人に報いるようにします。

労働の対価として報酬をもらう――。この至極当たり前が続くのは、組織が健全なときです。

組織が潰れてしまえば、給料はもらえなくなって職を失います。こうして当たり前のように思っていたことが、一瞬にして幻になってしまいます。

世の中には、当たり前のことなど何1つありません。そんなことは「当たり前だ」と思っていても、現実に自分自身が体験するまでは実感できないものです。

明日がどうなるかは、誰にも分かりません。極端なことを言うと、1秒後に何が起こるか、不透明です。私たちは、そんな不確実性が多い世界に生きています。

だからと言って、当たり前のことをしなくていいわけではありません。

次にどうなるか分からないからこそ、当たり前のことをコツコツ淡々トコトンやっていくしかありません。

給料をもらえるから、真面目に働かなくていい……。これでは、クビになるに決まっています。

給料をもらえるのは、当たり前のことではないのに、勝手にそう思い込んでいます。

給料をもらえるから、真面目に働く……。これも、当たり前です。

しかしながら、その当たり前がいつまで続くのかは予測できません。明日、突然、当たり前でなくなるかもしれないし、反対にそれが30年続くこともあり得ます。

当たり前は、いつ終わるか分かりません。それでもやるべきなのは、当たり前のことだけです。

組織が潰れてなくなっても、やるべきなのはほかに移って、真面目に働くという当たり前のことです。組織がなくなったから、「これからは遊んで暮らす」というのは、当たり前ではありません。

たとえ生活に余裕があったとしても、好ましくないです。
当たり前のことがなくなっても、当たり前をやっていくしかない――。

逆説的ですが、これは、胸の奥にしっかりとどめておきたい真実です。

(朝の独り言☆)
打ち合わせなどしていますと、一日が本当に早く過ぎます。夜は、原稿の校正をしていました。11月中旬に発売、楽しみにしていて下さい。