仕事で結果を出そうと思ったら、しなければならないことはたくさんあります。その中でも優先して取り組んでいくことは、挑戦していくこと。
挑戦なきところに、結果なし――。そう言い切ったとしても、あながち間違いではありません。
挑戦と聞くと、身構えたり怖気づいたりする人がたくさんいそうです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
そういう人は、挑戦を誤解しています。「何かスゴイことをやらなければいけない」かのように思ってしまっています。
挑戦とは、チャレンジ。それは、1歩前に踏み出すこと。別にスゴイことをやろうと考える必要はありません。
1歩前に踏み出すだけ――。そうとらえていけば、身近なところにその事例はたくさんあります。
たとえば、週に1日は定時で帰る日をつくる――。これも、1つの挑戦です。
1日だけ定時で帰るために、そのしわ寄せがほかの日にいくようでは意味がありません。
ほかの日はいつもどおりの時間で帰って、なおかつ1日だけ定時で帰ってもなんの問題もないようにするのは、紛れもない挑戦です。
生産性の上昇につながるのですから、やるべき価値があります。
うまくいけば、定時で帰る日を2日に増やしていきます。それでそのほかの日の残業が増えたのでは意味がありません。
どうすれば定時で帰れる日を増やし、なおかつ生産性を高めていくかを考え実行していくのは、挑戦すべきことです。「こんなことは挑戦ではない」という人がいるとしたら、ピントがずれています。
挑戦したからと言って、すぐになんらかの目に見える結果が出るわけではありません。それでも挑戦していく過程で、仕事に対する考え方や取り組み方が変わって、自分自身が大きく変わっていきます。
自分自身が成長し続けていれば、遅かれ早かれ、結果を出すことができます。
挑戦とは、自分自身が成長していくこと。成長した自分がどんな結果を出すのかは、それこそ挑戦してみなければ分かりません。挑戦には、そんな楽しみがあります。