「いつ会っても、変わらないですね」
見た目がいつまでも若々しいことを指摘されると、素直にうれしいものです。アンチエイジングが社会的に定着したとはいえ、そう言われたら多くの人は喜びます。すっかり自信を得て、ますます若々しさを保とうとします。
それでも本当に喜ぶべきなのは、見た目の若さのことではありません。何が変わらないでいるべきなのかと言うと、それは「生き方」です。
生き方が変わらない――。それは、想像以上に難しいことです。
なぜ難しいのかと言うと、「これだ!」というものがなかなか見つからないからです。多くの人は、「こんなふうに生きたい!」「ああいう生き方をしてみたい!」と、そのときどきの流行に感化されます。
「好きなように生きる」と言ったり、「人のために生きる」と言い出したりします。影響されるのは悪いことではありませんが、一貫性がないので、周りからはフラフラしているように見えます。
本人は自分なりの生き方をしていると思っていますが、地に足がついていません。おそらく一生かかっても、自分の生き方を見つけることができずにいます。
生き方とは、その人の人生における背骨です。それがピンと伸びているかそうでないかは、人生に大きな影響を与えることになります。
背骨が歪んでいれば、姿勢もよくならないし、老けて見えることもあります。反対に、背骨が一本ピーンと伸びていれば、姿勢もよくなるし、年齢以上に若々しく見えるものです。これはたとえですが、生き方を確立している(していない)というのは、そういうことです。
「いつ見ても、ホント変わらないですね」
そう言われるのは、ある意味では最高のホメ言葉です。それは、自分の生き方が確立している証拠です。
周りの人からも、生き方が一貫していてブレていないように映っているのですから、自信を持っていいです。
今後も自分が「こうありたい」と決めた生き方をトコトン貫いていくだけです。「いつまでも変わらないですね」と言われるような生き方をしていきたいものです。
(朝の独り言☆)
三日間の合宿セミナーが、終わりました。明日からは90日間、課題を出します。かなりハードなセミナーですが、最後まで頑張って欲しいです。