2017.2.17.

うまくいかないから、努力する、、、

野球で一流打者のバロメーターと言われるのが、打率3割です。10回中3回、ヒットを打つのが、名選手です。逆に言えば、10回中7回失敗しても一流選手です。

失敗のほうが多いのに一流――。これは、大いなるパラドックスです。

もっとも、これは野球に限ったことではなく、人生全般にも当てはまります。どんな偉人であっても、失敗のほうが多いものです。どんな人にも、うまくいくことよりうまくいかないことのほうが多いものです。

私は何も「失敗することがいい」とか「人生はうまくいかなくて当たり前」と言いたいのではありません。うまくいかないことが多くても、それでも「うまくいくように努力することが大事だ」と言いたいのです。

再び野球の話をすると、日本のプロ野球で4割を打った人はいません(アメリカではいます)。4割打つのは極めて難しいですが、海の向こうで現に打った人がいるのですから不可能でもないはずです。

どんなに一生懸命やっても「4割は打てってこない」と、最初からあきらめてしまっていては、3割を打つことも厳しくなります。「10回中3回打てばいいんだ」と、練習を疎かにしている人は、間違いなく打率3割は達成できません。

2割そこそこ、あるいは1割を切ることもあり得ます。それは、当然の結果です。

一流選手は一生懸命練習して、試合で全力を尽くして、ようやく10回中3回もヒットを打てるようになります。10回中3回しかヒットを打てないからと言って、いいかげんな練習をしたり、努力を怠ったりはしていません。

決して打率3割に満足していません。でき得れば、4割を打ちたいと思っています(それでも失敗のほうが多いですが……)。

うまくいかないことのほうが多いと分かってはいても、自分ができ得る限りの努力をする。そういう人が3割以上を打てるし、一流選手となっていきます。

うまくいかないことのほうが多いから、必死になって努力する――。人生には、こういう側面があります。

うまくいかないときは、「もっと努力するべきだ」という無言の合図にほかなりません。「やっぱりダメだ」と気落ちしていては、うまくいかない状況から抜け出せません。

「もっと努力しよう」と思える人が、確実にうまくいかない状況を切り抜けることができます。

(朝の独り言☆)
今日は、朝から充実した打ち合わせに、嬉しいビジネスメールを頂きました。強い思いは、叶うものです。
今後が楽しみです。