2019.11.22.

うまくいかないときほど、硬くなっている、、、

やることなすこと、すべてがうまくいかない。やればやるほど、ドツボにはまってしまう……。

うまくいかないことが続くと、焦りや不安、疑心暗鬼が募ってきます。出口がまったく見えず正常な判断ができなくなっているので、当然ながら、ふだんはやらないようなことばかりしてしまい、かえって裏目に出てしまいます。

それがさらに傷口を広げていって、どうにもならない事態に追い込まれていく……。

こうした負の連鎖が続くときは、誰にでもあります。何もギャンブルに限ったことではなく、人生全般に通じて言えます。

うまくいかないときの要因はいくらでもありますが、その1つを挙げるとすると、「硬くなっている」こと。

硬くなっているからうまくいかないのか、反対にうまくいかないから硬くなってしまうのか……。ニワトリと卵のような関係ですが、いずれにしてもそれが大きくかかわっているのは間違いありません。

硬くなっているのは何かと言うと、アタマとココロとカラダ。そのいずれか、あるいはすべてが硬くなっているから、うまくいかなくなります。

アタマが硬くなっているのは、1つのやり方・考え方にとらわれていること。以前にうまくいったやり方や考え方に固執して、うまくいかなくなっているのに、やめようとも変えようともしません。

そうした頑固さが、足を引っ張っています。

ココロが硬くなっているのは、うまくいかない現状を受け入れられないでいること。

うまくいかないのは、「あいつがサボっている」「景気(環境)がよくない」「誰も評価してくれない」といったように、自分以外の誰か/何かのせいにしてしまっています。現状を認めようとしない狭隘さが、停滞を招いています

カラダが硬くなっているのは、文字どおりコチコチにいること。ずっと座りっぱなしであれこれ考えたり、必要以上に肩に力が入りすぎたりしています。血流が悪くなっていることが、低迷に直結しています。

うまくいかないときほど、アタマとココロとカラダのどこか、あるいはすべてが硬くなっています。負の連鎖が続いているときは、必ず硬直化が起きています。

下手に何かをするより、まずはその硬くなっているところを柔らかくしていく――。それだけで事態の悪化が止まり、やがて好転するようになるものです。