うまくいかないときは、次にどのような行動をすればいいのか、悩みます。状況にもよりますが、それは意外と根が深いものです。
こういう悩みをする人には、ある傾向が見られます。おそらく次のどちらか、あるいはその両方。
1つは、うまくいくことしか考えていない。もう1つは、1つのパターンしか考えていない……。
あなたにも、身に覚えがありますか。そうでないことを願っています。
ものごとを始めようとするときは、「大丈夫。うまくいく」と、プラス思考でスタートします。そうしなければ、モチベーションが上がりません。
「うまくいかないんじゃないかな……」という不安を抱えた状態では、最初からモチベーションが低いまま。これではうまくいくものも、しくじってしまいます。
だからと言って、都合のいいことだけを考えていても、いずれ行き詰まります。必ずと言っていいほど、途中でうまくいかなくなること、問題が起こります。
このとき「うまくいくことしか考えていない」と、慌てふためいて呆然としてしまいます。「どうしたらいいのか分からない」状態に陥ります。
プラス思考であっても、うまくいかないときの対策やまったく違うパターンをいくつか用意しておくべきです。
そうしていなければ、いざうまくいかなくなったときに、なす術もありません。いろいろなパターンを用意していないと、袋小路に陥ります。
結局のところ、うまくいくためには、プラス思考でいながら、あらゆることを想定してさまざまなパターンを考えて、実際にうまくいかなくなったら、きちんと対処していくしかありません。「どうしたらいいのか分からない」のは、事前にあらゆることを考えておかなかったからです。
実際にうまくいかなくなったときは、ジタバタしないこと。慌てて何かするより、うまくいくためのあらゆることを考えることを優先します。
その中で効果がありそうなものを、1つ1つ試していきます。それがダメなら、次を試す……。そうして1つ1つやっていくほうがうまくいくものです。
もちろん、「必ずうまくいく」というプラス思考を忘れてはなりません。逆説的ですが、うまくいくためには、うまくいかなくなることも考えておく必要があります。