2017.6.14.

お互いを高め合う、、、

「また1位になれなかった」「なんとかして彼に勝ちたい」「いつも彼女のほうが上で、イヤになる」……

 同じ仕事や同じ行動を複数でしていれば、好むと好まざるとにかかわらず、ハッキリ結果が出てしまいます。そうした結果の差が生じるのは、仕方ありません。

できる人がいれば、できない人がいます。うまい人もうまくない人もいます。それは、世の中の常です。

 結果が出なければ悔しいし、彼(彼女)に負けてしまうのはみじめに感じてしまう……。それは、自然な感情です。

 差が出るのは不公平だからと言って、結果が同じになるように差配すると、進化や成長がなくなってしまいます。集団に属する以上、誰もが競争とは無縁ではいられなくなります。

 もっとも、競争とは結果を争うことではありません。また結果を出すことを目的とするのは、本来の意味から外れています。

 競争とは、お互いを高め合うことです。自分自身が努力することによって成長していく。

それを見て刺激を受けた相手や仲間が努力することで成長する。そうしたお互いの行動が自分たちを高めていくのが、本来的な競争です。

結果は、あくまでも二の次。目的にもなり得ないし、極端なことを言えば、成長すれば、結果など出なくてもかまいません。

結果において、どちらが上でどちらが下でも、お互いにイーブンです。

お互いが相手の努力を知っているから、「さすがだね」「そちらこそすごいよ」と、素直に健闘を称え合います。「またやろう」「次も頑張ろう」と、お互いを高めっていきます。

もし結果を出すことを目的としていたら、勝ったほうは負けたほうを見下します。負けたほうは勝ったほうに卑屈になります。

健闘をたたえ合うこともなく、亀裂が生じたままです。お互いを高め合うこともなく、むしろ足を引っ張り合ったりする関係になりかねません。

 お互いを高め合うことがなければ、どんなに貴い仕事や行動をしていても、不毛な争いになってしまいます。そこには、成長はありません。

お互いを高め合う――。それが、競争の本質です。

(朝の独り言☆)

今日は、朝から一日手術でした。最後は、今年入りました新人スタッフが、手術見学をしました。真剣な姿に、大変嬉しく思いました。^_^