2017.6.6.

お手本になっていく、、、

ものごとを覚えようとするとき、まずは手本に倣っていきます。手本とは、模範とすべき人やもののことです。

身近にそういう人やものがあれば、格好の教科書があるということです。倣っていけば、確実に上達していきます。

上達するまでにどれくらいの時間がかかるかは、まさに人それぞれです。その期間やスピードは、本人の行動の量によって決まっていきます。

やる気や努力があれば、比較的短期間で上達することも可能です。

手本と聞くと、「古くさい」とか「時代遅れ」と感じる人もいます。

今ならインターネットを見れば、ほとんどの情報を手に入れられるので、自分で調べて「サッサとやったほうが早い」と思う人もいるかもしれません。

確かにやる気や努力があれば、手本を見ずに上達することは可能ですが、それにはリスクがあります。

自己流に陥りがちです。特にクセがついてしまうと、なかなか直すことができなくなり、いいところまでは上達してもそこからレベルアップすることが難しくなります。

手本に倣って、コツコツ地道にやっていく――。遠回りのように見えて、これが上達の一番の近道です。
手本と言っても、旧態依然や永遠不変ではありません。

何も変わらないのであれば、21世紀にまで残ることは不可能です。技術や価値観の変化を反映しながらも、大事なこと、エッセンスを残しながら、伝わってきたもの――。
それが、今なお残っている手本です。

あなたが倣ってきた手本には、その時代の技術や価値観が反映されているはずです。だからこそあなたは、1つ1つ忠実に身につけていって、上達していきました。

時代遅れで古くさいものだったら、あなた自身もソッポを向いたはずです。

そうして上達していったあなたは、今度は自分自身が「手本」となるときを迎えます。

あなたが覚えたものに、今の時代の技術や価値観を加味していって、今の人たちにもピント来るような新しい手本をつくっていきます。

大事なこと、エッセンスを残しながらも、今の人たちが覚えやすいようにしていく――。

あなた自身が直接、手本となることもあれば、あなたがそれをつくることもあります。

どちらにしても、手本はこれから身につけようとする人の模範となるものです。かつてのあなたがそうしたように……。

(朝の独り言☆)
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