ビジネスであれプライベートであれ、誰もが脚光を浴びるわけではありません。そういう人はほぼ例外なく実績を出しているし、人望もあります。
人からうらやまれる境遇にあることは確かですが、それは誰もが目指すべき道ということでもありません。また人間としての理想とも言い切れません。そういうことが好きではない人がいてもいいし、人それぞれです。
間違いなく言えることは、2つあります。1つは、脚光を浴びる人は人一倍努力をしていること。もう1つは、脚光を浴びる人の影には、必ず支えている人がいることです。
脚光を浴びるくらいの人であっても、自分1人の力で活躍できるわけではありません。どんなに能力があっても、です。
その人が活躍するためには、やはりお膳立てをしてくれる人が必要です。逆に言えば、お膳立てをする人がいなければ、いくら能力があってもその人は活躍できないということになります。
プロ野球では、2番バッターがまさにお膳立てをする人です。1番バッターが塁に出たら、すかさず送りバントで先の塁に進める。それが、2番バッターの役割です。
自分がアウトになってまでランナーを次の塁に進めて、3番、4番、5番のクリーンアップにつなげていく。クリーンアップの人が打てば、大量得点に結びつきますから、まさに2番バッターはチャンスのお膳立てをする人です。
脚光を浴びるのは打ってほしいところで打つクリーンアップで、2番バッターはどちらかと言うと、損な役回りになります。それでもその人がいなければ、チームとしてうまく得点できないのも事実です。実際に、強いチームほど2番バッターがお膳立てという役割に徹しています。
脚光を浴びる人とお残立てをする人。おそらく貢献度では引けを取りません。注目度やギャランティーは圧倒的に脚光を浴びる人のほうが高くなりますが、どちらが長く活躍できるかと言うと、お膳立てをする人のほうです。
どちらがトクかソンかということではなく、どちらも必要で、どちらにもきちんとした役割があります。
もしあなたが脚光を浴びる役割が苦手とか得意でないのなら、お膳立てをする役割に徹し切ればいいのです。それもお膳立てのプロとして――。
脚光を浴びる人も人一倍努力しています。だから注目が集まる中でも結果を出すことができますが、それと同じくらいお膳立てのプロとして人一倍努力して結果を出す。
そうすれば、多くの人があなたの貢献度を高く評価するようになります。
脚光を浴びる人とお残立てをする人は、単純に光と影というように色分けできるものではありません。またどちらがいい・悪いでもありません。
どちらも重要な役割を担っています。どちらを選ぶべきなのかという基準は、結局のところ、自分の性に合っているかどうかということでしかないのです。
(朝の独り言☆)
明日からこちらの天気は、大荒れということです。心配です。
アチーブメント出版の新刊見本が出来ました。クリスマスパーティーでは、特別に会場で先行販売します。
かなり完成度の高い本です。今日は、写真のみ公開します。はない人がいてもいいし、人それぞれです。