2019.10.4.

こぼれ球を拾っていく、、、

サッカーやラグビー、バスケットボールなどの球技では、捕りそこなったりお互いにぶつかったりすることで、球がどこかにこぼれてしまうことがあります。いわゆる「こぼれ球」です。

このこぼれ球は、捕ったほうがその後の展開を有利に持っていけます。捕った球でゴールを決めて、試合の行方を決定づけることも「ない」わけではありません。

「別に捕られたっていいや」なんて思っていると、カンタンにゴールを決められてしまいます。そのココロのスキを相手が見逃すはずがないのですから……。

球技では使われるボールが1つだけなので、ボールがこぼれても、どこにあるか素早く探して追いかけていきます。両チームが、激しくそのこぼれ球を奪い合います。

仕事においても、同じように「こぼれ球」が出ることがあります。やっかいなことに、それが1つとは限りません

2つも3つもポロポロとこぼれることがあります。それなのに、こぼれていることすら気づかなかったりします。

仕事のこぼれ球とは、イージーミスやコミュニケーション不足、「誰かがやるだろう」という他人任せの姿勢などが相当します。

こぼれているのですから、当然のことながら、誰かが拾わなければなりません。

それなのに「拾おう」とか「捕ろう」という姿勢が皆無。それは無視しているのではなく、たんに気づかないでいるから……。

ノルマとか上司からの命令とかクライアントからの要望といったことがプレッシャーになって、自分の目の前にこぼれ球があることに気づかなくなっています。笑い話のようですが、こういう状態に置かれている人は驚くほど多いです。

どんなことにもプレッシャーはつきもの。サッカーやラグビー、バスケットボールなどのスポーツはもちろん、仕事にもあります。

それにがんじがらめになってしまうと、目の前で球がこぼれていることにさえ気づかなくなってしまいます。これでは、スポーツも仕事もうまくいきません。

もっとリラックスすれば、こぼれ球にも気づけるようになります。身の回りにあるこぼれ球に気づいて、それを拾ってうまく対処すれば、ゴールすることも「ない」わけではありません。ほかの誰よりも成果を出すことができます