メールを1本送る。確認の電話をかける。伝票に記入する……。
こういうすぐにできて、しかも時間がかからないことをするのはいつがいいのか。そんなふうに問われたら、おそらく多くの人は「今」と答えるに違いありません。あなたも同意見でしょうか……。
正解は、「今」ではありません。こう言うと、「エッ、それではいつやるのですか?」と、逆質問してくる人がたくさんいます。
すぐに終わることをやるのは、過去です。3分前とか、1分前、なんなら10秒前でもいいです。
現実に時計の針を3分前に戻すことはできませんから、ここで言っているのは、あくまでもたとえです。
すぐに終わることをサッサと済ませてしまえば、ほかにやるべき重要なことを早く始められるから、「過去にやっているべき」と言っただけです。
「これをやろう」と思った瞬間に、すぐに終わることに取りかかるのでは遅すぎます。「やろう」と思う前に、やってしまう……。そうすれば、なんの苦労も心配もなく処理できてしまいます。
往々にして、すぐに終わることは時間が読めるから、「別に今やることもない」「いつでもできるよ」「あとで一気にやってしまえばいい」などと考えて、なかなか取りかかろうとしないものです。
その代わり、大がかりなもっと時間がかかることをやっているのかと言えば、そうでもありません。
やっているのは、どうでもいいこと。資料集めと称したネットサーフィンやSNSのチェック。打ち合わせと称した雑談。
今この瞬間にやらなければならないことでもないのに、やたらと時間をかけて取り組んでいます。どうでもいいことに時間をかけると、自分自身がさも「仕事をした気」になっています。
本人は「ひと仕事をしたつもり」になっていますから、充実感も達成感もあります。それは、偽りの充実感、ニセの達成感です。気づかないのは、本人だけ……。
身の回りには、すぐに終わることはたくさんあります。それを片っ端からやっていけば、本当にやるべきことにたっぷり時間をかけて、なおかつ集中できます。
すぐに終わることこそ、時間をかけない――。これは意外と知られていない、時間の有効な使い方です。
(朝の独り言)
この度 ライフコンパスのプログラムをやることになりました。まだ告知はこれからですが、僕のライフコンパスとはどういうものかと申しますと、「ミッション」と「潜在意識」を軸に、バランス良い人生を送るために 大切な考えを伝えているものです。久しぶりに行いますが、ライフコンパスという考えは、長くやり続けることで その価値が絶対的にあると感じていただけます。また、学びを沢山しても成果に繋がらない人、ビジネスは順調だが 何か満たされていない人には、ぜひお伝えしたい考えです。告知まで少しお待ち下さい。