もし今のあなたが容易に解決できない問題を抱えているとしたら、かける言葉はこれしかありません。おそらくこの言葉で十分です。
「大丈夫、すべてはうまく収まります」
あなた自身、その問題解決のために何もしていないわけではありません。
四方八方に手を尽くしています。もしかしたら、飲まず食わずの状態で駆けずり回っているかもしれません。あるいは不眠不休で行動していたでしょうか。
あなたは、その問題を解決するために、すでに十分すぎるほどの行動をしています。
それだけやっているのですから、すべてがうまく収まるに決まっているではないですか。いいえ、そうなるに決まっています。
もっとも、そうカンタンに解決しないのも事実です。全面的な解決は、もうちょっと先です。
何もあなたをガッカリさせたり失望させたりしたくて、こんなことを言っているのではありません。先ほどとは「正反対のことを言っている」ように聞こえそうですが、それは明確に否定します。
どんなことも１日にして成らず――。もし１日で解決するなら、あなたがそれほど頑張る必要もなかったに違いありません。そのことは、あなたもが痛いほどよく知っています。
あなたがこれだけ頑張っているのですから、すべての問題は解決します。ただ、それには、もうちょっと時間がかかります。それを言いたいだけです。
おそらくあなたは、やるべきことをすべてやり尽くしたのではないでしょうか。だからこそ「すべてはうまく収まる」と、声がけしたのです。
すべてをやり尽くしたのであれば、あなたがすることはもうありません。いいえ、これでは説明不足です。これからのあなたがすることは、ただ１つ。それは、「解決するまで待つ」こと。
四方八方に手を尽くしたあなたは、解決するためのタネを植えて水や栄養を与えたようなものです。あとは芽が出て葉が生い茂り、花が咲くのを待つだけです。
待つのも重要な行動です。やるべきことをやったあなただからこそ、「うまくいく」と信じて、あとは待ったほうがいいのです。
大丈夫、すべてはうまく収まります。あなた自身、やるべきことをしっかりやってきたのですから……。
