「あと1時間で終わりそうだ」「もうすぐ完成だ」「なんとかうまくいくかな」……
取り組んでいることがうまくいく/終わるメドがついたとき、人は安心します。それはあともう少し先のことながらも、それなりの手応えを感じているからです。
どうやら「終わりそうだ」「完成だ」「うまくいきそうだ」というメド――。それを「見込み」と言います。
見込みがあると、苦しいこと、つらいこと、厳しいことをやっていても、「頑張ろう」「乗り切ろう」という気持ちが湧いてきます。それは、恵みの雨のようなものかもしれません。
逆に、苦しいこと、つらいこと、厳しいことをやっているのに、見込みを得られないと、「もうダメだ」「ムリかな」「やめようかな」という気持ちになってしまいます。それは、悪魔のささやきに似ています。
見込みとは、自分自身が感じるものです。80%やったら、自動的に現れるというものではありません。
あくまでも自分がそれなりの行動をしたから、「終わりそうだ」「うまくいきそうだ」と感じるものです。
そこに絶対的な根拠はありません。いくら80%まで仕上げたとしても、残り20%をやっているうちに、重大なアクシデントが発生したら、水泡に帰すこともあり得ます。
あれば、ホッとできる……。その程度のものです。
1つ言えることは、見込みを得るということは、ゴールが近づいているということです。見込みを得たら、「いよいよ近づいてきた」と、身を引き締める――。それが、見込みを得たときのあるべき態度です。
メドはついていながらも、まだゴールには到着していないのですから、身を引き締めるしかありません。それができれば、アクシデントとは無縁のままゴールまで到着できます。
見込みとは、「もう1度気合いを入れ直せ」という合図――。そう言っても、過言ではありません。
あなたは今日、何かをしているときに見込みを得られましたか。もう1度気合いを入れ直しましたか?
(朝の独り言⭐︎)
先程、副院長にレーザーの原稿依頼を頂きました。「ジパング」でも最新の医療として取り上げられました。このように、副院長が注目されることは、嬉しいことです。