2022.3.15.

もう1歩だけ前に出る、、、

 競合が攻勢をかけてきて、防戦一方を強いられている……。ビジネスやスポーツでは、そういう苦しい場面に遭遇することが少なからずあります。

 このとき相手になす術もなく圧倒されてしまうか、それとも反転攻勢をかけられるかは、まさに本人次第。相手のほうが「実力がある」とか「経験が豊富」「資金力が巨大」といった条件は、実はあまり関係ないことです。

 立場が苦しくなったのは、相手と比べてこちらが「実力で劣る」「経験が少ない」「資金力がない」といったこととも一切関係ありません。それらを理由にするとすれば、たんなる言い訳。

小よく大を制す――。このセオリーは、すべてのことに当てはまります。たとえこちらが条件面で不利だとしても、反転攻勢をかけられないと決まってもいません。

突破口を見つけて一点集中していけば、反転攻勢は十二分に可能です。それが何かと言うと、「もう1歩だけ前に出る」こと。

そうは言っても、物理的なことではありません。むしろ精神的なことです。

相手側が圧倒してきていると、条件面で劣っているこちら側はどうしても気後れしがちです。それは、精神面で1歩どころから10歩も20歩も後ろに下がっているということ。「かなわないな」「もうムリだな」「お手上げだ」と、半ば精神的に白旗を揚げてしまっています。

 条件的にかなわないのは、明らか。それゆえに相手を圧倒できるのは、精神面。

気持ちだけでも前に出ていくのは一種の苦肉の策であり捨て身の戦術ですが、意外と効果はあります。「負けるわけがない」と思い込んでいる相手にすれば、気後れせずに精神的に余裕があるのを目の当たりにすると、逆に不安になってきます。「かかわらないほうがいい」と判断して、撤退することもあり得ます。

なぜ条件的に有利なのに撤退してしまうのかと言うと、相手のほうが失うものがたくさんあるから。たくさんのものを持っていると、リスクが大きそうなことは避けるようになります(大企業が不明瞭なビジネスをやろうとしないのは、その典型です)。

苦しいときこそ、気持ちだけでももう1歩だけ前に出いくようにする――。

これは根性論でも精神論でもなく、立派な戦術です。その効果が高いことを知っているのは、実際に気持ちだけでももう1歩だけ前に出た人だけです。

(朝の独り言☆)
最近購入した物の中で一番良かった物は、跳ね上げ式眼鏡です。
眼鏡は、遠近両用など色々と持っているのですが、特に診療で近くを見るときは、裸眼か 拡大鏡になります。眼鏡をはずし裸眼で診療しますと、ついつい眼鏡を置き忘れてしまうことがあり、スタッフに聞いたり…笑
かと言って 首に下げるのも診療の邪魔になるので、跳ね上げ式眼鏡ならベストだと思い 探していました。
これが意外とフレームがあまりなく、最近は使られる職人さんが少なくなったとか。また、あってもお洒落感のない商品だったりで気が進みませんでした。この度、やっと気に入ったのがあり 購入しました!これで、置き忘れなく診療できます。