あれこれやっても、うまくいかない……。打つ手、打つ手がことごとく外れる……。こういう流れが悪い状態に突入したときは、誰もがもがき苦しみます。
もがいている最中は、苦しいに決まっています。肉体的にも、精神的にも疲労がピークに達しているのは、否定できないことです。
「早く終わらせたい」と思いながらも、意に反して、もがき苦しむことになりますが、永遠に続くわけではありません。
遅かれ早かれ、いつかは終わります。もちろん、勝手に終わることはなく、自分自身で止めていくことでしか抜け出す方法はありません。
実は、もがいている状態から抜け出せる人と、抜け出せない人には、違いが1つあります。それが何かと言うと、「シミュレーション」です。
一見すると、抜け出せる人は、ただもがいているように見えますが、いろいろなシミュレーションをしています。
それはいくつもあって、そのときどきにおいて、Aパターンを試したり、BパターンやCパターンを実行に移したりしています。
Aもダメ。Bもダメ。Cもダメ。こうなると、状況がさらに厳しくなって、もがくことが長期化します。それでも「もういいや」とサジを投げることはしません。
A、B、Cがダメなら、Dパターン、Eパターン、Fパターンと試していきます。D、E、Fがダメでも、さらにGパターン、Hパターン、Iパターンを実践します。
もがいているのは同じですが、少しずつでも光明が見えてきます。それは、長かったもがきに終わりが近づいているということ。
試行錯誤の末にIパターンがうまくいきそうだと分かれば、あとはそれに集中していきます。これが功を奏すと、ようやく抜け出すことができます。
もがき続ける状態を抜け出せる人は、「こういうこともありそうだ」と、うまくいかなくなったときを想定して、そこから這い上がっていくシミュレーションを事前にしています。
実際にそういう状態に陥ると、淡々とそのシミュレーションどおりにやっていきます。それは、もがき苦しむ状態の予行演習をしているということ。
そのシミュレーションが多様化、かつ精緻化していれば、案外、スンナリもがいている状態を抜け出せます。
かなり長くもがいている人は、事前のシミュレーションが大雑把すぎます。「もういいや」とサジを投げてしまった人は、事前になんのシミュレーションもしていません。少なくともこれだけの違いが見られます。
(朝の独り言⭐️)
今日は、デビュー作からお付き合いある飯田さん(現在は出版プロデューサー)が、年に一度のご挨拶に東京から来られました。独立してから、決済後の仕事始めは井上さんにお会いしてから…と、毎年帯広まで会いに来てくれます。出版業界の話や現在の取り組み、今後について話し、とても充実した時間になりました。ただ、蔓延防止の関係で お休みや短縮営業になっているため、どこも会食する場所が無く、ホテルのレストランにしました。普段私は 全く仕事の後 出ませんので、あまりにも夜営業しているお店がないことに驚きました。
仕事も人間関係も こうして長く続けていけることに 感謝しかありませんね。