2022.9.5.

やり直すのではなく、新しく始める、、、

「これでは全然ダメ。もう1度やり直しだ」……

 こんなふうに上司やクライアント、あるいは師匠やコーチのような人から言われたら、ガックリきます。「NG」を出されたのですから、それも当然です。

「またやり直しか。いつになったら、OKが出るんだろう。つらいなぁ」……

 ため息をつきながら、ポツリとつぶやく人はたくさんいそうです。「ダメ」と言われて、気分がよくなる人などいません。

ダメ出しをされたら、程度の差こそあれ、どんな人でも傷つきます。頑張ってやってきて「今度こそ」と思って取り組んでいたとしたら、なおさら……。

 もっとも、上司やクライアントも相手が憎くて、ダメ出しをしているのではありません。「いいものをつくってもらいたい」から、厳しい目で見ているだけのこと。

 こういうとき「やり直そう」と思う人は、少なくありません。あなたもその1人でしょうか……。「やり直そう」という考え方や言葉は、ある意味ではそれまでやってきたことを否定すること。自分自身を無意味に追い込むことなので、いい結果が出にくくなります。

また「やり直す」と言うと、これまでやってきたことの延長のような行動をしがちです。どちらかと言うと、気持ちは後ろ向き。

斬新な発想を生むわけではなく、小手先の改革に走りがちで、大きな変化は望み薄。期待していた上司やクライアントもガッカリして、再度「NG」を出さざるを得ません。

 こういう状況にふさわしい考え方や言葉は、「新しく始める」です。取り組む中身は変わらなくても、「新しく始める」と思うだけで、その後の行動はガラリと変わります。

「新しく始める」のは、文字どおりのゼロベースの改革。これまでやってきたことをいったん白紙にして、新しく何かをつくり上げようとします。

気持ちも前向きですから、斬新な発想や、「アッ」と言わせるアイデアを生む土壌もできてきます。何より自分自身がノッています。それまでよりはるかにいいぱふぉーまんすgできるから、上司やクライアントが「OK」を出さずにいられなくなってきます。

「やり直す」と「新しく始める」では、大きな違いがあります。その違いを知っている人は、それほど多くありません。

 何かが行き詰まったら、やり直すのではなく、新しく始めてみる――。そのほうが停滞を脱出して、結果につながる行動ができるようになります。

(朝の独り言)
今日は、午後から忙しい一日でした。色々と仕事をする中で 一番大切なことは、人気関係です。では、人間関係を良くする上で一番大切なことは、お互いの意見を聞き その上で自分の考えを伝えることです。ここで大切なことは、ただ相手の意見を受け入れているだけではいけないということ、良い人間関係に大切なことは、しっかり自分の意見も言うことです。