どんなことをするにせよ、行動を始めるときに大切にしなければならないものがいくつかあります。その１つが、「気持ち」です。
「やりたくない」のにムリにやろうとしてもうまくいかないのは、当たり前。やるだけ時間とお金をムダにすることになります。
「やってみたいな」という興味本位的な気持ちでやっても、うまくはいきません。願望だけでなんとかなるほど世の中は甘くはないし、やり遂げる覚悟も不足しています。
ココロの底から「やりたい」という気持ちがなければ、何をするにしてもうまくはいかないものです。このことは、行動を始めてそれ相応の結果を出したすべての人に共通して言えることです。
もっとも、「やりたい」という気持ちがあれば、「必ずうまくいく」わけでもありません。気持ちだけでは通じないところが、世の中の厳しさでもあります。
何かをするにあたって気持ちが必要不可欠なのは言うまでもないですが、実はもっと大切なことがあります。
それは、気持ちをコントロールすること。「やりたい」という気持ちを適切にコントロールする重要性は、案外見過ごされています。
ココロの底から湧き出す「やりたい」気持ちは、バランスがとれていなければなりません。
あふれ出してしまうようでは、行動が前のめりになりがち。あるいは行動が空回りしてしまいます。アクセルを踏みっ放しの状態とも言えます。
その気持ちが不足気味だと、行動をセーブする方向に向かいます。ブレーキを踏んでいるようなものなので、どんなに一生懸命やっても、結果につながりません。
「やりたい」気持ちのコントロール法は、ただ１つ。それは、アクセルとブレーキを同時に踏むこと。
そのバランスがとれていれば、「やりたい」気持ちが行動を加速させて、結果が出る方向に導いてくれます。
アクセルとブレーキのバランスは、人それぞれ。同時に踏みながらも、どちらを強くするかは、人によって異なります。アクセルを強く踏んだほうがいい人もいれば、その逆の人もいます。
いずれにせよ、「やりたい」気持ちをコントロールしなければ、結果を出すことは難しいです。気持ちのアクセルとブレーキのバランスをとることは、慣れれば誰でもできるようになります。
