うまくいかないときに、イライラする……。これは、極めて健全な反応です。
と言っても、イライラすることを勧めているわけではありません。うまくいかなくなって、ガッカリしたり、アッサリあきらめたりするより健全なだけです。
言うまでもなく、イライラはエネルギーとしては、大きなマイナス。ガッカリもあきらめも、同じくマイナスのエネルギーです。
そのまま放置していたら、マイナスのエネルギーがドンドン拡大してしまいます。イライラしたままでは、やはりうまくいくようにはなりません。
こう言うと、「イライラはよくない」と決め込む人がたくさんいそうです。イライラがよくないのは、事実です。
ただし、「よくないから、やめよう」と思っても、いったんイライラしてしまったら、それも難しいです。「やめよう」と思えば思うほど、とらわれてしまいます。イライラをやめるのも、思っているほどカンタンではありません。
こういうときはイライラしている自分の姿を鏡で見るようにします。たったそれだけのことで、不思議とイライラが収まります。
そもそもなぜイライラしてしまうのかと言えば、結果を求めすぎているからでもあります。「結果を出したい 」と、強く思っているのに、それほどうまくいっていないからイライラしてしまいます。
イライラとは、その程度のこと。本来は、するのもバカらしいことです。
もしあなたがイライラする自分を鏡でみたら、そこには見たこともない人が映っています。まるで般若のような顔をした人……。それは、ほかならぬあなた自身です。
「こんなふうに人から見えるんだ……」
おそらくその表情にビックリするとともに、ゾッとします。 鏡に映った自分がおかしく感じられます。
「ハハハ。こんなになることはないのに……」
鏡に映った自分を笑えたら、もう大丈夫。イライラもすっかり消えて、マイナスのエネルギーも取り払われています。
エネルギーは、これでプラスマイナスゼロ。そこからプラスのエネルギーを回復させて、うまくいくまで行動を続けていきます。