重い荷物を背負いながら歩いたり走ったりするのは、ひと苦労です。その様子を見れば、「大変だなぁ」と、つい同情してしまいます。
はたから見れば、重い荷物を背負うのは大変だから、「もっと身軽になればいいのに。手放せばラクになるよ」と思ったりします。
それでも当の本人は、そんなことは思いもしません。「荷物を下ろすことなどできない」と、決めてかかっています。重い荷物を背負いながら歩いたり走ったりする人は、自縄自縛に陥っています。
これは、誰のことかと言うと、紛れもなくあなたです。今のあなたは、必要以上に重い荷物を背負いながら険しい山道を登ろうとしています。
「私は荷物なんて背負っていません」
あなたはそう反論するかもしれません。おそらく少し誤解をしています。
私は何も実際にあなたがカバンやリュックに荷物をたくさん入れて、それを背負っていると言っているのではありません。
あなたが重い荷物を背負い込んでいるのは、「ココロ」です。
あなたはココロにいっぱい重い荷物を積みながら、山道を登ろうとしています。こう言えば、思い当たるフシがあるのではないですか。
ココロに積んだ重い荷物……。具体的に言えば、それは義務とか責任感、プライド、しがらみ、義理人情、見栄とかいったものです。今のあなたは、それらのうちいくつを抱えているでしょうか。
そういったものがあなたの成長に必要不可欠なら、ムリに下ろす必要はありません。ほかの人から見て、「手放せばいいのに」と思えても、あなた自身に必要なら、今後も持ち続けるべきです。
反対に、抱えることが少しでも「つらい」のなら、潔く手放すべきです。それを持っていることは、あなたにとって「百害あって一利なし」です。
ためらうことはありません。今すぐに手放してしまいます。
「なんであんなものを抱えていたのだろう?」
いらないものを手放したあなたのココロは、それほど軽くなっているのかもしれません。身軽になったあなたは、これから険しい山道をスイスイと登っていくはずです。
ココロの中の重い荷物は、下ろしてもいいのです。あなたがつらくならないように……。
(朝の独り言☆)
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