2021.4.3.

ツボを外さない、、、

誰もが、喜怒哀楽の「ツボ」を持っています。そのツボを押すと、喜怒哀楽の感情が自然に湧き出します。

うれしいことがあると、ガッツポーズをしたり飛び跳ねたりするのは、喜びのツボが押されたからです。

同じように、納得がいかないことがあると、憤慨したり抗議したりするのは、怒りのツボが押されたから。

悲しみのツボが押されると、ションボリしたり泣いたりするし、楽しみのツボに触れると、ニコニコ笑ったりはしゃいだりします。

誰もが4つのツボを持っています。1つとか2つしか持っていない人などいません。

もちろん、そのツボの大小は、人によって異なります。ある1つのツボだけが大きい人もいれば、4つすべてが均等という人もいます。

そのツボが何に対して反応するのかは、人によって微妙に違っていたりします。まったく同じものごとに対しても、正反対の対応をすることもあります。

たとえば、子どもが夜遅く帰ってきたとき。「よかったー!」と喜ぶ親もいれば、「今まで何をやっていたの?」と悲しむ親もいます。
前者は、子どもが夜遅く帰ってことで喜びのツボが押されています。後者は、逆に悲しみのツボが押されてしまったということ。

人それぞれなので、「どれがいい」とか「これはよくない」と軽々しく言えないものです。

人によっても違うから、そのツボが何に反応して、またどんなことにスルーするのかを相手によって見極めなければなりません。

喜怒哀楽のツボがあることを認識していると、コミュニケーションはずっと円滑になります。

相手に喜んだり楽しんだりしてもらいたいときは、そのツボを押すようにすれば、コミュニケーションは活性化し人間関係も深まっていきます。それは、ツボを外さないということ。

逆に、怒りや悲しみのツボを不用意に押してしまうと、コミュニケーションもうまくいかないし人間関係も気まずくなります。怒りや悲しみのツボはなるべく触れないようにします。

ツボを外さない。反対に、ツボを外す。これは、コミュニケーションおよび人間関係をうまく進めるための「ツボ」です。