「ここはこうしたほうがいいよ」「このやり方のほうがいいんじゃないかな」「こういういう考え方をしてみたら、どうだろう?」……
自分のアイデアやプランを発表したとき、クライアントや上司からこんな言葉が返ってくることがあります。それは、決して「ダメ出し」ではありません。
あなたのアイデアやプランを全面的に支持しているわけではないのは、確かです。そうかと言って、却下しているのでもありません。むしろ、期待の表明です。「もっとよくなる」可能性があるから、「こうしたほうがいい」と言っているまでです。
クライアントや上司は、「直し」を求めています。それは、「こうしなさない」「こうするべきだ」という「命令」ではありません。
直しとは、もっとよくなる可能性をトコトン追求することです。それをトコトンやれば、ドンドンよくなっていきます。これは、どんなことにも共通して言えます。
あなたのアイデアやプランは、もっとよくなる可能性を秘めています。あなた自身は「ベスト」だと思っているのかもしれませんが、まだまだよくなる可能性があるのですから、それを追求しないのは、とてももったいないことです。
直しを求められるのは、恥ずかしいことではありません。それを拒否してしまうのは、あなたにとっても好ましいことではないです。
必ずしもクライアントや上司の言うとおりにする必要はありません。どこをどう直すかは、あなたの裁量に委ねられています。
直しとは、あなたを成長させるビッグチャンスを与えられたこと。そのチャンスをきちんと活かせば、あなたのアイデアやプランがブラッシュアップされて画期的なものになっていきます。百戦錬磨のクライアントや上司は、経験上、その可能性を嗅ぎ取っています。
ゼロからやり直すか、部分的な改善で済ますか、別の何かを加えるか……。あなたにはいくつもの選択肢があります。その中から一番よくなりそうなものを選んで、トコトンやっていきます。
それは、あなたにしかできないことです。クライアントや上司は自らブラッシュアップすることができないのですから……。
あなたは今日、どんな直しをしましたか。もっとよくなる可能性をトコトン追求しましたか?
(朝の独り言⭐︎)
今日は、午前中に歯科衛生士学校講義、午後はFM-JAGAラジオ収録、夜も収録です!隙間時間には原稿校正など、充実の一日です。