マニュアルや手引き書は「ない」よりは「ある」ほうがいいですが、それですべてうまくいくというものでもありません。一番の弊害は、「そのとおりにやればいい」と思ってしまうこと。
「こういう場合はこうする」「こうなったら、こうやる」……
現実がマニュアルや手引き書に書かれたとおりになることは、「100%ない」と言ってもいいです。
書かれた以上のこと、ときに手に負えないことは起こるし、そうなったら、もはやマニュアルや手引き書は、役に立たなくなります。
マニュアルや手引き書に書かれてあるのは、模範解答。それゆえに書かれてあるとおりにやろうとしてしまいますが、目の前で起きているのはマニュアルや手引き書でも想定されていないことなので、そのとおりにやっても逆効果。
問題が起きたときにそれらにこだわっていたら、火に油を注いでしまいます。
結局は自分自身で1から考えていくしかありません。それが、解決に導く対応です。
とは言え、マニュアルや手引き書がまったく役に立たないかと言うと、それは否定しすぎです。次にどうするべきかを考えるうえで、有効なヒントにはなり得ます。
「これは、こうやる」と書かれてあるのを鵜呑みにしないで、「それなら、こうやってみよう」と、自分で考えたことを実践してみます。
マニュアルや手引き書に書かれていないことを自分で考えて、ドンドンしていきます。
書かれてあること<考えたこと。現実問題として、模範解答以上の答案を出す必要があります。
自分で考えたことを実践しても、うまくいくかどうかは、未知数。失敗することも、火に油を注ぐこともあり得ます。
それでもそうして自分で考えて行動していかなければ、うまく処理できず問題が解決しないのも事実。試行錯誤を重ねていくだけです。
実際にうまくいくようになれば、応用力がついたということ。同時に、問題解決力も少しずつついてきます。
マニュアルや手引き書どおりに行動しても、応用力、問題解決力はつきません。参考にするだけで十分。
自分で考えたことを実践していかないと、ますますマニュアルに頼るようになって、成長もしないし、仕事もできなくなってしまいます。
(朝の独り言☆)
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