今までやったことがない、新しいことを始める――。それは、自分自身を成長させることであり、人生を変えていくきっかけにもなり得ます。
「やろう」と思ったときが、始めどき。やる気がMAXのときに始めるのが、肝心。
もしそのタイミングを逃したら、「別に今でなくてもいいか」「ムリすることもないかな」という悪魔のようなささやきがどこからともなく聞こえてきます。
1度でもその声を聞いてしまったら、せっかくやろうと思ったことも「なかったこと」にしかねません。「やろう!」と思ったら、すぐにやる以外の選択は「ナシ」です。
もっとも、せっかくやり始めたとしても、それが定着するかどうかはなんとも言えません。
予想以上に難しかったり、思っていたものと違ったりすると、MAXだったやる気も急にしぼんでいきます。何をするのであれ、やり始めたことを継続するのは、本当に難しいものです。
仮に継続できたとしても、目に見えた成果が出るまでには、かなりの時間を必要とします。
継続していたのに、なかなか成果が出なくて、「シビレを切らしてやめてしまった」というもったいないことをする人も後を絶ちません。
ここまで見てきて明らかなように、定着するのには、3つのハードルがあります。それは、「すぐに実行に移す」「継続する」「成果を出す」こと。
この3つのハードルを超えなければ、どんなことであれ、定着するのはほぼ不可能です。逆に言えば、この3つさえクリアすることができれば、どんなことも定着させることができます。
定着とは、やったことが自分のものになること。それは、口で言うほどカンタンなことでないのは、事実です。
ここまでクリアすべきことを3つ挙げましたが、実はもう1つ加えなければならないことがあります。それは、ルーティンにすること。
朝起きたら歯を磨いたり顔を洗ったりするように、自分自身の毎日の行動の一環となるように仕向ければ、定着が早くなります。
ムリなく継続できるようになって、やや時間がかかっても必ず成果が出るようになっていきます。
あなたは今日、今までやったことがない、新しいことを始めましたか。それを定着させることができますか?