2019.3.25.

リスクテイクしていく、、、

イチかバチか。のるかそるか……。誰の人生においても、そうした乾坤一擲の大勝負をするときがあるものです。おそらくそれは、避けることができません。

そういう大勝負に出てうまくいけばいいですが、もしうまくいかなければ大変なことになります。すべてを失ってしまったら、挑んだ意味がありません。

こう言うと、「乾坤一擲はやめるべきだ」と聞こえるかもしれませんが、それは違います。大勝負に出るのは、何も悪いことではありません。ただリスクテイクだけはしておくべきです。

乾坤一擲の大勝負とは、やってみたらゼロか100になるということではありません。うまくいけば、もちろん、想定以上のリターンを得られます。仮にうまくいかなかったとしても、再起不能になることまで見込んではいません。

うまくいかないと、すべてを失ってしまうようでは、ギャンブルと同じです。あなたは自分の人生をギャンブルにしたいのでしょうか。もちろん、違います。

うまくいかなくて、事業を撤退するとかやめる。あるいは会社を辞めるとか引退する……。

大勝負に出たのですから、そういうことは十分にあり得ます。仮にそういう目に遭ったとしても、悔いは残らないはずです。乾坤一擲したのですから……。

とは言え、それで人生が終わるわけではありません。うまくいかなかったのは、人生のある一幕が下りただけのこと。そのあとも人生は続いていきます。

すべてを失ってしまっては、これからの人生を続けていくのが難しくなります。そこまでする必要はないし、これでは退路を断ちすぎています。

リスクテイクとは、うまくいかなくても、すべてを失うことはなく、その後の人生を続けていくだけの最低限の状態を確保すること。それが用意できているからこそ、乾坤一擲の大勝負に出ることができます。

最低限の状態さえ確保していれば、うまくいかなくてもすべてを失わずに済むし、頑張って再起すること可能です。それこそ再び乾坤一擲の大勝負に出ることもあるかもしれません。

本来的に、リスクテイクは大勝負に限定するものでもないです。いつどもどこでもどんなときでも、実はしているべきです。リスクテイクできていれば、誰もがどんなことにも挑戦できるようになります。