状態がよくないとき、「このままでいい」と思う人はまずいません。そのよくない状態がやむを得ず当面は続くとしても、ほとんどの人が、いずれは「回復させたい」と思うものです。
しっかり回復させるには、それ相応のペースがあります。そのペースを守っていくと、結果的に回復できます。そこから良好な状態にすることも、容易です。
どういうペースがいいのかと言うと、ゆっくりじっくり。要は、焦らずに少しずつ回復させていくということ。
よくない状態が長く続くと、どうしても「早くよくなりたい」と思いがちです。それは、偽らざる本音です。そこには、焦りもあります。
自分だけがそのよくない状態に置かれていると、その焦りはますます募ります。
そういう焦りがあるからこそ、ゆっくりじっくり回復させていきます。カメのように歩みがのろく感じるとしても、そのほうが確実によくなっていきます。
ゆっくりじっくりよくなっていくのは、時間がかかることでもありますが、利点もあります。それは、「よくなってからどういうことをしていくのか」をたっぷり考える時間があること。
よくなるのは、ゴールではありません。そこから先は、さらによくなることを目指していきます。よくなって終わりでは、さびしすぎます。
回復してから先のほうが、それまでのよくなかった状態よりもはるかに長いのは間違いないので、どのように行動していくのかは、あらかじめしっかり考えておきたいことです。
ゆっくりじっくり回復していけば、よくなったときにどういうことをすればいいのかを想像できるし、自然と地に足が着いた行動を選択していきます。
逆に、一気に回復しようとすると、よくなってからのことを考えるヒマがありません。しかもよくなること自体を目的にしがちです。
よくなることがゴールになって、そのあとの行動について何も考えていないために途方に暮れることもあり得ます。せっかく回復したとしても、展望がないためにさらによくなるチャンスを棒に振ってしまいます。
よくない状態からはゆっくりじっくり回復していく――。時間がかかったとしても、そのほうが回復したあとのことを考えられるし、結果としてうまくいくものです。
(朝の独り言☆)
昨夜の地震は、びっくりしましたね。北海道でもかなり長く揺れました。コロナ、戦争、地震と、世の中が常に何か問題あるように思います。戦争の影響で、世界の経済状況もどうなることか…
昨夜は、遅くまで手術でしたが、順調に終えました。患者さんの年齢は 様々ですが、最近は80歳以上の高齢の方のインプラント手術希望も多いように思います。前向きで素晴らしいことです。人生100年の時代、歯を良くして美味しく食べ、健康が一番大切だと思います。