「あとほんのちょっとだったのに」「もう少しでうまくいったのに」……
世の中は、「結果がすべて」ではありませんが、やはり「出ない」よりは「出る」ほうがいいです。ことに何週間、何カ月、何年……と、1つのことに一生懸命取り組んできたとしたら、なおさらです。
一生懸命やったのに、期待していた結果を得られなければ、泣くに泣けません。ガッカリして、立ち直れなくなる人もいそうです。
酷かもしれませんが、そんなあなたに私はこう言います。ガッカリしてもいいですよと――。
ガッカリするのは、悪いことではありません。それは、あなたが一生懸命取り組んだ証拠。これは、決して気休めで言っているのではありません。
ちょっと考えてみれば、あなたにも分かるはずです。もしいいかげんに取り組んでいたとしたら、結果が出なくてもあなたはガッカリすることもありません。
「まぁ、こんなものかな」と、割合とアッサリ納得します。あなた自身が一生懸命やっていないことを知っているし、それでうまくいってしまったら、あまりにも「虫がいい」と思っているから……。
そうです、中途半端、あるいはイヤイヤやったとしたら、結果が出なくてもガッカリはしないものです。結果が出なくてガッカリしているのは、あなたが一生懸命取り組んだからです。そろそろそのことに気づいてもいいのではありませんか。
自分自身がまさに自分の期待に応えられなかったときにするもの――。それが、「ガッカリ」です。その意味では、するのは悪くはないですが、なるべくなら「したくはないもの」と言えます。
もし図らずもガッカリしてしまったら……。そのときはまず結果をきちんと受け入れます。そのうえで自分自身を責めることなく、「頑張ったこと」をきちんと認めていいきます。
できれば、「本当によくやったよ」「ここまでできるなんて、エライよ」「なかなかできることではないよ」と、自分に対してホメ言葉をかけていくと、気持ちの整理がつくようになります。
結果が伴わなくても一生懸命頑張った自分を認めることができれば、ガッカリするのはもう終わり。捲土重来を期して、あなたはすぐに行動を開始するはずです。