世の中には、限られた人だけに許される特権というものがあります。そんなことがあるのは「公平ではない」と思う人はたくさんいそうですが、現実にある以上は仕方ありません。
念のために言うと、その特権を享受するのは、地位に就いている人やお金持ちの人ではありません。その意味では、「公平だ」と言えます。
その特権が何かと言うと、「開き直り」です。「そんなもののどこが特権なの?」と思う人がいるとすれば、その実態を知らないだけです。
うまくいかないとき、厳しい状況に追い込まれたときにするもの――。それが、開き直りであることは間違いありません。本当のことを言えば、これは使いたくない特権です。
こう言うと、「本当に特権なの?」と思う人は多そうですが、どういう人が使うかを見れば、その理由が理解できます。開き直りをしていいのは、一生懸命やっているのに、うまくいかない人、真面目に行動しているのに厳しい状況に追い込まれた人です。
頑張っているのに展望が見えなくて「もうどうにでもなれ!」と半ば玉砕覚悟で、それでも一縷の望みを託して、残っている力を振り絞ろうとする――。それが、開き直りです。
開き直りをしていいのは、頑張っている人だけです。頑張っているから、開き直ることが許されます。
そうして開き直ると、意外にうまくいくことがあります。もちろん、相変わらずうまくいかないこと、厳しい状況が続くこともあり得ます。
そのときはもっと開き直っていきます。
ちなみに、開き直りと混同されやすいものが、「投げやり」です。この両者は、まったくもって似て非なるものです。
投げやりは、特権でもなんでもありません。むしろしてはいけないものです。
これをしているのは、頑張ってもいない人です。一生懸命やってもいない、真面目に行動してもいない人が、うまくいかないとき、厳しい状況に追い込まれたときにするのが、投げやりです。
もしあなたが投げやりをしているとしたら、残念ながら、それは頑張っていない証拠になります。
(朝の独り言☆)
本当に涼しくなりましたね!
病院の中庭に、リスが🐿遊びに来ていました。急いで、写真撮影を、、、。可愛いです