人生には、いつも上昇局面しかない――。不思議に思う人がいるかもしれませんが、そういうものです。少なくとも自分自身が思っていれば、そうなっていきます。
現実には、困難が続いたり逆境に陥ったりすることもあります。だからと言って、苦しくつらく厳しいときを下降局面と考えることもありません。
苦しくつらく厳しいときは、次にうまくいくための1つのプロセス――。そうとらえるとすれば、下降していると思われる局面も上昇プロセスの中の1つになります。
そう、人生はずっと上昇しています。そこに、ウソ偽りはありません。
「なんか最近うまくいかないなぁ……」
こんなふうに思うとき、あなたの人生が下降局面に入っているのかと言うと、それはちょっと違います。
仕事の受注が減っていたり、売り上げが下がっていたり、顧客が減っていたりしたら、悩みや迷い、とまどいも出てきます。それらは、必ずしもマイナス要因ということではありません。
次の上昇局面に入る前の必要な調整期間。あるいはイノベーションを起こす前の1つの準備期間。
そうとらえていけば、「うまくいかない」ということ自体が存在しなくなります。うまくいかないことがなくなれば、残るのはうまくいくことだけ。
人生は、いつもうまくいくことばかりです。誰の人生も本来は、そういうものです。あなたの人生は、これからもずっと上昇局面にあります。
これは、決して能天気な考えではありません。いつも上を目指していれば、こういう考え方になっていくものです。
「どこまで上がっていくのだろう?」
一時的にうまくいかないことがあったとしても、そう考えていくとワクワクしてきます。悩みや迷い、とまどいもどこかに吹き飛んでいきます。
人生は、いつも上昇局面。そのことに気づけば、自分の人生が、ワクワクすることばかりになります。
ほかに考えることがあるとすれば、どんなふうに上がっていくのかという方法論。それを考えると、またワクワクしてきます。
人生はいつも上昇局面――。これは、あなたにも私にも等しく言えることです。