誰にも必ず訪れるもの。一生のうちに1度だけでなく、何度も訪れるもの――。
それが何かと言うと、「伸び盛り」です。こう言うと、半信半疑になる人が多いかもしれません。多くの人は、伸び盛りは若いうちだけに訪れると思っています。
確かに身体面の伸び盛りは、10代から20代前半までと限定されます。とは言え、精神面や技術面での伸び盛りは、年齢とは関係ありません。
ある程度の齢を重ねても、なおかつ命ある限り続いていきます。その意味では、長く生きれば生きるほど、何度も伸び盛りを体験することになります。
もっとも、何もしないのに勝手に伸びることがないのも、自明の理です。伸び盛りは、それ相応の努力や行動をした人にだけ訪れます。
伸び盛りは、人を選びます。どんなに熱心に誘致したとしても、何もしない人のところにやって来るほど、お人好しではありません。いいかげん、あるいは適当にやっている人のところには、立ち寄ることもありません。
結果を出している人のところには、いつもやって来るかと言うと、なんとも微妙です。来てくれたり、来てくれなかったり……。前述したように、適当やいいかげんな気持ちが読み取られてしまうと、何をやるにしても、背中を向けてしまいます。
来る条件は3つ。いずれも取り組む本人が、追求しなければならないことです。
「いつでもどこでも真摯であること」「たとえ結果が出なくても、あきらめたり投げ出したりせずに愚直に続けようとしていること」「自分自身を高めようという気持ちを常に持ち続けること」
この3つを追求している限り、伸び盛りは何度もやって来てくれます。しかも誰でもこれらを満たすことが可能です。
伸び盛りは、いつ訪れるのかまったく分からない「不意の客」です。こちらが求めているときには来てくれないで、忘れたころに突然やって来たりします。
予測不能ではありますが、1つ言えるのは、たゆまない努力や行動をしてきたから、訪れたこと。
こちらが頑張っているときに、不意にやって来る客――。こちらでそのタイミングを選べない以上、来てくれたときは、大歓迎したいものです。
あなたは今日、たゆまない努力や行動をしましたか。真摯に愚直に高い気持ちを持って、ものごとに取り組みましたか?
(朝の独り言)
今日は、鹿児島で開業されている先生と電話で話をしました。彼が学生時代に、僕が大学へ講義や実習に行っていたようで、その後も私の本を読んだりしてくれていたようです。矯正専門医の資格もあり、アメリカなどで学会発表もしていた優秀な先生です。お父様の医院で仕事され、私の二日間完成義歯に興味を持たれ、色々と聞きたかったようです。もちろん惜しみなくお伝えしましたら、是非 いのうえ歯科にもお伺いしたいということでした。いずれにしても このような行動力ある生き方は、とても魅力的で素晴らしいと思いました。
写真は、公式Instagramです。
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