「なんか調子がよくないな」……
どんなに節制をしていたとしても、誰にでもそういうときはあるものです。1年に何回かは、あります。
そういうとき、どう対応していくかは、人によります。主に次の3つに分けられます。
まずは、調子が悪くてもムリしてやる。責任感が強い人がとるのが、これです。
「ほかの人がやっているのに、私だけ休むわけにはいかなたい」……
そう考えて、自分にムチを打ちます。ムリをしているのは明らかなので、どんなに頑張ってやっても成果は出ません。
むしろより調子を悪化させてしまいます。結果としてダブルパンチに見舞われることになります。
次は、ダマシダマシやる。調子がよくないから、100%の力を出せるはずがありません。
よくて60%、ひどければ40%とか30%の力しか出せなければ、成果を出すのは難しくなります。ダマシダマシとは言うものの、ほとんど「手抜き」と変わりません。
しかも調子が戻る気配もナシ。不本意ながらも、「成果も出ない」「調子が出ない」という中途半端な状態を続けざるを得なくなります。
最後は、休んでしまう。「このままやっても成果は出ない」と、スパッと割り切ります。
その潔さは、周りの人がビックリするほど。周りに迷惑がかからないように、引き継ぎなどもしっかりやります。
完全休養するので、回復も想定より早まることがあります。戻ったときには、すぐに100%の力を出して取り組めるので、遅れをリカバリーするのも意外と早いものです。
3つのうち、最初の2つはムリをしています。最後の1つは、ムリをしていません。
その違いを挙げるとすれば、「100%の力を出す」ことへのこだわりです。そのこだわりがある人は、調子が悪いときはムリしません。
こだわりがない人は、ムリしがちです。
この3つのうち、あなたはどれに該当するでしょうか。その選択に、あなたという人の性格が見てとれます。