2020.9.1.

人と比べると、自分自身が乱れてしまう、、、

人と自分を比べるのはよくない……。そのことは理解していても、やはり気になってしまうものです。
誰かが「順調に進んでいる」と聞くと、「ヤバイ。遅れている……」と、焦りを感じてしまう……。
それは、まさに人のことを気にしている証拠。順調にいっている人と自分自身を比べてしまっています。比べているから、自分自身の至らないところを痛感して、焦らずにいられなくなります。
誰かが「うまくいっていない」と聞くと、「私のほうが進んでいる」と、ひと安心する……。これも、人のことを気にしています。
うまくいっていない人と自分自身を比べています。比べているから。優越感を覚えて、ホッと胸を撫で下ろしています。
うまくいっていない人を見て、もって他山の石とするならまだいいですが、優越感に浸るのは趣味が悪すぎます。早晩、うまくいかなくなる可能性を秘めています。
人と自分自身を比べるのは、倫理的によくないことです。とは言え、こういうもっともらしいことを聞かされても、相手が気になって比べるのをやめられないものです。
「気になる→比べてしまう→気になる→比べてしまう……」
こういう悪循環にハマっている人は、たくさんいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
比べるのは、よくないこと。それを倫理面ではなく、デメリットから指摘すると、おそらく多くの人がやめるようになります。比べることのデメリットは、何よりも自分自身のペースが乱れる……。これに尽きます。
自分より進んでいる人を目の当たりにすると、「遅れている」ことが気になって仕方なくなります。「もっと急がなくては……」と焦り出して、不用意にペースアップしてしまいます。
本来の自分のペースが乱れて、コンディションを悪化させてしまい、自滅することになりかねません。
逆に、自分より遅れている人を見つけると、「進んでいる」ことに優越感を覚えます。「ムリすることもない」と本来の自分のペースから大きく逸脱します。
いったんあぐらをかいてしまうと、元に戻すのが難しくなって、やはり自滅してしまいます。
人と比べると、自分自身のペースが乱れてしまう……。このデメリットに気づいている人は、極めて少ないです。このデメリットをあなたは被っていないでしょうか。