この世の中に、あなたはたった1人だけの存在。あなたという人は、ほかに誰もいません。過去にもいなかったし、おそらくこれからもいないはずです。
ほかと違っているのは、当たり前です。むしろ、違っていること自体が、あなたという人です。
人と違っていることを恐れることもないし、気にする必要もありません。今後も自分自身であることをためらわないでいてほしいのです。
あなたが脇目もふらずに自分の人生を追求することを、周りにいる人たちは最初のうちは不安かつ冷ややかな目で見ることがあるかもしれません。「変わったことをしている」と、嘲笑する人もいそうです。
そんなことは気にする必要もないことです。またその時間さえ惜しくなります。
あなたには、自分の人生をトコトン生きるという使命があります。自分の人生を生きるために、1秒でもほかのことに気をとられているヒマはありません。
自分の人生を生きる――。それは、まさにあなたらしくいること。それ以上に大切なことがほかにあるでしょうか。
人は本来、1人1人違います。1人1人がそれぞれの人生を生きれば、自分らしくいられます。そうなれば、1人1人がお互いの違いを認め合えるようになるものです。
その自分の人生を生きるのはそれほど難しくないのに、多くの人はやめてしまいます。
自分の人生を生きようとしても、教科書もないし、1人1人にあったノウハウもないから、どうしても似たり寄ったりの、ありきたりの生き方を選択してしまいます。そのほうがラクだから……。
それは、自分らしさを捨てること。いつしか多くの人は人と違っていることを恐れ、その他大勢に染まろうとします。そのほうがラクだから……。
あなたは、違います。自分らしくいること、自分の人生を生き切ることを選択しています。これまでも、そしてこれからも――。
あなたは、ほかの誰でもない自分自身。そんなあなたがほかの誰かと自分自身を比べるのは、まったくもって意味のないことです。
人と違っていていいし、それを気にするのは、ムダ。むしろ違っていることを喜ぶべきです。