どんなものを好むのか。どんなものを選ぶのか。どんなものを用意するのか。
それによって、その人の傾向や考え方、ライフスタイルが分かってしまう……。こう言ったら、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
それは、ズバリ、料理。当たった人もいれば、まったくかすらなかった人もいそうです。
どんな料理を好むのかーー。それを見れば、その人の体格が分かります。
脂っこい料理を好む人は、ぷっくりしています。ヘルシーな料理を好む人は、ほっそりしています。タンパク質が多い料理を好む人は、ガッチリ。
どんな料理を選ぶのかーー。それを見れば、その人の考え方が分かります。
フレンチとかイタリアン、中華といった、どこにでもある料理を選ぶ人は、オーソドックス。奇をてらうことはしません。
聞いたこともない国・地域の、想像もつかないような料理を選ぶ人は、好奇心旺盛。新しいもの、珍しいものを見ると、「これはなんだろう?」と反応せずにいられません。
来客にお取り寄せやデバ地下で買ってきた料理をふるまう人は、和気あいあいと一緒に楽しもうとする人。
来客に自分が手づくたたりした料理をふるまう人は、相手をトコトンもてなしたい人。
どんな料理を好むのか、選ぶのか、あるいは用意するのかーー。そこには、その人の決して表には出ることがない一面が表れます。
料理は誰もが毎日、どういうカタチであれ、かかわるもの。それゆえに隠れた一面が表れやすくなります。
本人がまったく気づかないうちに……。
あなたが好む料理は、ほかのどんなものよりも、隠している一面を表します。あの人が好む料理は、ほかのどんなものよりも隠れた一面を映しています。
料理ーー。それは、人を映す鏡です。
あなたは今日、どんな料理を選びましたか。またどんな料理を用意しましたか?