2022.8.11.

人をうらやましがらない、、、

「いつ見てもお元気で(お若くて)。ホントうらやましいですね」……

 挨拶代わりに、こんなふうに相手に言う人をよく見かけます。

目の前にいる人は、確かに元気に(若く)見えます。それは、当の本人が日ごろから節制しているから。別にうらやむ必要もないことです。

 会話を成り立たせるために行っていることだから、なかには「そこまで目くじらを立てなくても……」と思う人もいそうです。あるいは「言われたほうは悪い気はしないし、喜ぶ人もいるから、別にいいじゃないか」と反論する人もいるようです。

 いつ会っても相手が元気に(若く)見えるのであれば、たんに「スゴイですね」「さすがです」と称賛すれば済むこと。そのあとに「健康法はなんですか?」と続けていけば、会話も弾みます。

なぜ誰かをうらやむのがよくないのかと言えば、相手と自分自身を比べているから。なおかつ相手より自分自身が劣っていると認めてしまっているから。

うらやむのは、相手が持っているものを自分自身が手にしてないことを追認することですから、自己否定にほかなりません。そういう心理状態では、自分が持っているもののよさに気づきにくくなります。

まさに他人の芝生は青く見える。「相手はあんなにたくさんいいものを持っているのに、自分自身は何も手にしていない」と結論づける方向にいきがちです。

もしかしたら、ほかの人が持っていないものをすでに自分自身が手に入れていて、相手が「うらやましい」と思っているかもしれないのに……。

目の前の相手が元気に(若く)見えるとしても、自分自身とはなんら関係がないことです。自分自身が「元気に(若く)見れらたい」と思っているとしても、お世辞でも「うらやましい」と言うべきではありません。

 人をうらやんでいる限り、自分自身を否定し続けることになります。それは、とてもおかしなことです。相手が元気に(若く)見えても、「私は自分の道を行く」で十分。

相手と自分を比べて、「うらやましい」と思う→自己否定する→相手と自分を比べて、「うらやましい」と思う→自己否定する……

 いつまでもこの悪循環が続きます。恐ろしいことに、いったん始まったら、容易に抜け出すこともできません。それは、あなた自身が自分を不幸にさせることです。

(朝の独り言)
祭日、久しぶりにゆっくりしています。新刊初日の売れ行きも 良い感じです と連絡を受けました。出版経験のある方でしたら、いかに本が売れるのが大変か分かると思います。色々な条件と あとは運を引き寄せる力も必要です。私は沢山の出版をしてきていますが、今回の本は、かなり手応えがあります。FBで既にご紹介してくれる方もいて、感謝です。全国の書店に搬入されたと連絡がありましたので、今日からは店頭に並んでいると思います。皆さんの応援を宜しくお願い致します。
長倉さん、ありがとうございます。